『閣下もいい加減、庇護欲まみれですね!?』発売記念 みやしろちうこ先生インタビューページ

帯入れ込みイメージ

インタビュー

新作『閣下もいい加減、庇護欲まみれですね!?』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

鬼族は「おにぞく」で「きぞく」で、「欠けた角の白い鬼」はすなわち庇護対象。そんな世界観と価値観の中で世話される受が読みたくて。

新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか?
また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

プロットを書いているときにいくつか浮かんで、案として並べて提出したらその内のひとつを編集者さんがとても気に入ってくださり、決まりました。

新作『閣下もいい加減、庇護欲まみれですね!?』は、どんな物語でしょうか?

種族的に庇護対象の受が、鬼族としての戦闘参加の権利を貫いて目的を果たしていく話。そしてまた、その受を庇護欲にまみれながら意思を尊重し、生きざまを愛する攻の話。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

攻が受のことを「ハニー」とか甘い愛称で呼ぶところは全部好きです。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)

この話はこの受の設定ありきで誕生したので、欠けた白い角の主人公が鬼人生を駆け抜けていく様を綴る話だと思っています。名前は、一般兵士として平凡かつ短く、作中連呼されるので呼びやすいという理由で決めました。デイル・アッカー!

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

攻は身分のある上位鬼族で百年生きてきたので俯瞰して物事を眺め鷹揚です。ですが、受のことはとびきり可愛く思っているので隙あらば愛でようと考えています。受は鬼族の本能のままに戦闘意欲溢れる、けれどなかなか前線に出る許可が出ないので悶々としている青年です。

みやしろちうこ先生の中で、執筆を重ねるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?

一番変化したのは攻のキャラクターです。庇護される受ありきで思いついた話なので、プロット段階で攻の個性は、受を庇護するとだけ。存在が薄く、特徴のないキャラクターでした。初稿を書きながらあれこれ想像して肉付けして、会話させてみて、垂れ眉垂れ目で長髪のふんわり美人となりました。カバーイラストを見て、長髪にしてよかった最高! と思いました。

執筆中のエピソードや裏話などがありましたら、お聞かせください。

なる早スケジュールの改稿中にギックリ腰(軽症)になり、一日半くらいで復活できたけれど「終わった…」と思いました。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

お世話される者と、お世話する者の関係性が好きみたいです。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

異世界転生主人公無双ものとか。また両性受も書きたいな。

読者様にメッセージをお願いします。

鬼族で、貴族で、魔物討伐軍所属で…と設定盛り盛りなのですが、二本角の長髪美人攻が、短髪年下受を溺愛するとだけ把握して読み始めてもらえれば大丈夫です。よろしくお願いいたします。

閣下もいい加減、庇護欲まみれですね!?

著者:みやしろちうこ/イラスト:yoco

リブレ/B-BOY NOVELS

発売日:2025年09月19日

書影

STORY

欠けた白い角で生まれたせいで「弱い」と過剰に守られて育った鬼族のデイル。

一人前の鬼として戦いたい──その夢を叶えるべく、北の城砦に配属された彼を迎えたのは、王太子にして騎士団長、赤黒い双角を持ち、美しく圧倒的な存在感を放つリランドだった。
努力を惜しまないデイルの健気さに、リランドの独占欲は膨らんでいく。
守りたい。でも見ているだけじゃ足りない。
触れたい、抱きしめたい、全部欲しい——「わたしはおまえを、可愛がりたくてしょうがないんだ」
<庇護したい>攻と、<戦いたい>受のすれ違いが燃え上がる、甘くももどかしい庇護系主従ラブ!

人物紹介

特典情報

コミコミ特典SS小冊子

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※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©︎みやしろちうこ・yoco / リブレ

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