『皮肉屋でマイペースな令息は冷遇されても気にしない』発売記念 兎卜羊先生インタビュー&お試し読みページ

インタビュー

作品を書こうと思われたきっかけがあればお聞かせください。

実は、この作品のプロットを練っている最中の仮題が「あっけらかんかん冷遇物語」だったのですが…。
その題名の通り、どれだけ冷遇されても『あっけらかん』と気にもとめない、飄々とした性格の主人公を書きたい、と思ったのがきっかけですね。
屁理屈とも取れる頓智で窓から飛び出してしまうシーンがあるのですが、そのシーンだけがポン、と頭の中に浮かんで、このシーンを書きたいぞ!って感じでした。

作品の思い入れポイントがあればお聞かせください。

主人公のノエルが口にする『皮肉』ですね。
私は『皮肉』にも地域性があると思っていまして…。果たしてノエルの『皮肉』は日本でいう所のは西か東か……とか意識しながら考えるのは楽しかったですね。
それと、ノエルは『皮肉屋』であると同時に『ひねくれ者』でもあるので、その中間を取った良い塩梅を考えながら書いていました。

今作のキャラクターのおススメポイントや、お好きなシーンがあればお聞かせください。

今作、受けであるノエルは儚く大人しそうな外見ですが気が強い皮肉屋。攻めであるベルンハルトは体も大きく厳つい外見ですが穏やかな紳士。という外見と内面がチグハクなんです。
あまり書くとネタバレになってしまうのですが、図書館でベルンハルトがノエルの足を……とか、ノエルの巻き毛をベルンハルトが手入れし、それをノエルが鏡で見て……などが、二人の体格差とか性格差とかを出す事が出来て好きなシーンですね。

帯入れ込みイメージ

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

妄想するだけはタダ!の精神で書きたいものは沢山あるのですが、今、チャレンジしたいのは男子高校性のBLですね。
現代ものも書きたいと思っています。

読者様にメッセージをお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皮肉屋でマイペースなノエルは決して『性格が良い』とは言えませんが、自分の境遇を嘆くのではなく自ら切り開く逞しい青年です。
そんなノエルと、何やら訳ありなベルンハルトとの物語を、こうして書籍化する事が出来たのは、ひとえに応援して下さった方々あっての事だと思っております。
そして、今回初めて本作を知り興味を持ってくださった方も、ここまでご覧くださりありがとうございます。
Web版以上に楽しんで頂けるよう、頑張って書き上げましたので、是非お手に取っていただけると嬉しいです!!
どうぞ、よろしくお願いいたします。

皮肉屋でマイペースな令息は
冷遇されても気にしない

著:兎卜羊/ イラスト: 北沢きょう

幻冬舎コミックス

発売日:2024年09月27日

STORY

体が大きいのに小心者な文官公爵×
超マイペースだけど口達者な侯爵家の末っ子
冷遇結婚生活の中で出会った二人は…!?

裕福な侯爵家の三男として生まれ、家業に関わらず自由に生きてきたノエルは、何事にもマイペースな様子を心配する親の勧めで、初対面の相手と結婚式をあげた。
だがその旦那様はノエルの持参金が目当てで、妻としての立場も与えらず、屋敷内の出歩きを禁止されるが……。

「『屋敷内を歩き回るな』とは言われたけど、『屋敷の外に出るな』とは言われてないからね~!」

以来、本来の仕事である≪オーレローラ国≫の絵本の翻訳をして離婚資金を貯めるため、毎日こっそり屋敷を抜け出し、城下町の王立図書館に入り浸っていた。
そんなある日、強靭な体に反し小心者の文官・ベルンハルトと図書館で出会う。
すっかり懐かれてしまった彼に身の上を話し、旦那様との離婚計画を漏らすと「君の離婚に手を貸す代わりに、オーレローラの言葉を教えてくれ」と迫られ、彼が長官を勤める外務省庁で働くことになってしまい……!?
Web掲載から加筆修正&書き下ろしも収録した、大ボリュームの1冊です!

出版社様コメント

BLだってざまあ展開が見たい!
そう思ったことはありませんか?
「皮肉屋でマイペースな令息は冷遇されても気にしない」はタイトルのとおり、初対面の旦那様に愛人がいて冷遇されてもなんのその、むしろ彼らに一泡吹かせてやろうという、逞しさあふれるノエルのお話です。
更に注目は、二人の超凸凹体格差故に描かれる萌えのシチュエーション!
甘々保障のざまあBL、ぜひお手にとってご覧ください。

お試し読み一部公開!

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特典情報

コミコミ特典SS小冊子

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©️兎ト羊・北沢きょう/幻冬舎コミックス

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