『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』発売記念特設ページ

HISTORY
『NO.6』 〈YA!ENTERTAINMENT〉講談社 刊行スタート
2003年10月
2006年10月
『NO.6』
〈講談社文庫〉講談社 刊行

2011年6月
コミカライズ版『NO.6』(あさのあつこ(原作)・木乃ひのき(漫画))〈KCx ARIA〉 講談社 刊行
 『NO.6』最終巻(#9) 講談社〈YA!ENTERTAINMENT〉刊行
2011年6月
2011年7月
テレビアニメ放送開始
『NO.6 beyond』 講談社〈YA!ENTERTAINMENT〉刊行
2012年11月

2024年11月
ミュージカル「NO.6」上演
最終刊の発売から14年――
再び「NO.6」の物語が
幕を開ける。
『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』
2025年5月 刊行!

『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』

著者: あさのあつこ・イラスト: toi8
講談社
2025年05月28日発売

アニメ化、漫画化され150万部超えのベストセラー『NO.6』が
14年ぶりの新シリーズ『NO.6再会』シリーズとしてスタート!

世間知らずな超エリートの紫苑とテロリストのネズミは運命的に出会い、偽りの理想都市「NO.6」を崩壊させた。
「再会を必ず、紫苑」と告げて、ネズミが「NO.6」を去ってから2年後、『NO.6再会』が幕をあける―――

紫苑は「NO.6」再建委員長に就き、不安定な政情に悩み、得体のしれない無差別暗殺者に狙われていて、ネズミの存在を渇望していた。
そんなとき、ネズミの気配を近くに感じて……。
二人は、再び、誰もが虐げられない世界をつくることができるのか――?
罠だらけの現実に二人は「希望」を見つけることができるのか――?
紫苑とネズミ、二人の少年のかけがえのない結びつきと「戦い」を見届けてください!

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2025/05/30 09:59 まで

コミコミ特典イラストカード
NO.6[ナンバーシックス]再会#1
CHARACTER
紫苑

紫苑

2歳のとき、知能面で最高ランクに認定された超エリート。
逃亡中の少年・ネズミを助け、NO.6市内の高級住宅地『クロノス』から追放される。
殺人容疑で連行されるが逃亡し、NO.6を脱出。ネズミのもとに身を寄せる。
猥雑な『西ブロック』で生活していたが、NO.6の政府に捕らわれた幼なじみ沙布を救うため、戦いを決意する。
外見からは想像できない生命力を秘めており、寄生バチに体を蝕まれたが生き残った。
代償として、白髪となり、体にはヘビのような紅い痣ができた。

ネズミ

ネズミ

NO.6の外に、張り付くように存在するスラム街「西ブロック」に住む少年。
ナイフの扱いが上手く、運動神経も抜群。
頭脳明晰で、つねにクールにふるまっている彼だが、NO.6に対してだけは憎悪を隠そうとしない。

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INTERVIEW

14年ぶりの続刊刊行、おめでとうございます。
ふたりの物語の続きを待ち望んでいた読者も多いと思います。
早速ですが、新作『NO.6再会#1』は、どんな物語になるのでしょうか?ご紹介お願いします!

『NO.6」』崩壊の二年後から幕が上がります。
前シリーズは「崩壊」を描きましたが、今回は国家の「再構築」を描いています。
二年後に設定したのは、紫苑がネズミなしで生きられるのは、二年が限界かなと思ったからです。
前シリーズの紫苑とネズミは16歳で、『NO.6再会』では18歳です。
二人の関係がどう変化していくかを見守って頂けたら嬉しいです!

『NO.6』は「9.11」から着想を得ているというお話を目にしました。
最終巻の発売からこの14年の間にも、様々なことが起こったと思います。
今、また『NO.6』の続きを執筆するに至ったきっかけは何だったのでしょうか?

2001年の9.11同時多発テロの後、「国家という巨大なものに対して、個人が何を成しえるのか」という疑問が浮かんだんです。
そのときに国家に反逆するテロリストのネズミという少年がうまれました。
紫苑とネズミが自分の全存在をかけて戦っていたのに、私は『NO.6』を描ききることができませんでした。
続きを書きたくなったのは、後悔のような思いを超えて、紫苑とネズミに私が会いたくなってしまったからです。
あと、現実的な刺激とすれば、やはりガザの惨状でしょうか。
子どもたちに向けてもミサイルを撃ち込む強国の姿に、あっ『NO.6』って実在してるんだと感じました。
『NO.6』とは何で、どこに存在するのか考え続けたいと思ったのです。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。

秘話とか、ありません。
紫苑もネズミもわたしの内にありながら、わたしとは別人格な存在です。
キャラは設定するものではなく、わたしが感じながら掴み取っていくものです。
その過程が、物語となります。

前回の別れから今回の再会までで、ネズミと紫苑に変わった部分や成長した部分があれば教えてください。

それは、読んでくださったみなさんに委ねたいと思います。

『NO.6再会#1』の読みどころや先生のお好きなシーンを教えてください。

いろいろあるのですが。1巻でも執筆中の2巻でも、新たな『NO.6』の姿をその内部機構も含めて 書いています。(2巻では再建委員会の組織を退屈せずに読んでいただけるように、紫苑の視点から書いてまーす)。
あと、イヌカシの子育て奮闘記もぜひ、楽しんでください。
あの子、思いの外、がんばるわ。

先生の描く少年たちの関係性にはどの作品にも唯一無二を感じます。
ネズミと紫苑の関係を書くうえで特に大切にされたことやこだわられたことはございますか?

私は「わからない」から書いています。書くことでしか知ることができない人間なんです。
ある状況で、ある経験をした二人にだけ生まれる「唯一の関係」が何なのか知りたいから、書いてみたくなるんです。
同性間に生まれるオリジナルな感情に強い興味があるのです。
同性愛とか異性愛とか、そんな枠組みから外れてしまう、この二人だけしか創れない何かを描けたら最高だなとは思っています。

メインの2人以外にも魅力的なキャラクターがたくさんいますが、 特にお気に入りのキャラクターはいますか?
また、それぞれのキャラクターへのこだわりや思い入れがあれば知りたいです!

いや、みんな、好きです。
火藍とはママ友になれる気がする。イヌカシは何度もいいますが
ほんと、いい子だなあと思います。頭いいし、逞しいし、自由だしね。
あと、こだわりとかじゃないのですが、7巻目で羅史が紫苑とネズミに銃を向ける場面があるのですが、 彼、ネズミは103221って番号で呼ぶのに、紫苑にはちゃんと名前を呼ぶんですよね。
あれは、何だろう。

ご執筆されながら、描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、 キャラクター毎に違いがありますでしょうか?

いやあ、みんな、捻くれてて、ちっとも自由になっちゃくれません。
こちらの思い通りになるような誰かを書いても、おもしろくないでしょうけれど。

『NO.6』の舞台である「NO.6」の都市は特別な世界観があると思います。
この舞台設定にはどのようなインスピレーションがありましたか?

国というシステムに異を唱える個人。インスピレーションというより ずっと心の内にあった想いを託しました。

都市の制度やシステムが物語において非常に大きな役割を果たしていますが、どのような社会を描きたかったのでしょうか?

それは、作者が言うことではないような気がします。

シリーズの執筆で最も苦労した部分はございますか?
また、それをどのように乗り越えましたか?

やはり、閉じ方でしょうか。
うまく閉じられなくて。すみません。めそめそしています。
でも、だからこそ、続編を書かねばと思いました。

気分転換やリフレッシュの方法、癒しのアイテムなどがございましたら、教えてください。

ハイカカオのチョコレートが好きです。
カカオ分が92パーセントなどの苦いものを食べてます。
あと、犬に舐めてもらうのと、ツバメの巣作りを観察することです。

シリーズを通して、先生が一番思い入れのあるシーンはどこでしょうか?

どのシーンも思い入れはあります。
紫苑が怒りをぶつけるシーンが幾つかありますが、結構好きです。

漫画化、アニメ化、舞台化、と様々なメディア化もされましたが、 メディア化したものの中で先生が特に印象に残っている出来事や場面等はございましたか?

小説とは全く違う表現を見せていただけて、楽しいにつきます。
それぞれ、異なる『NO.6』がここにあると感じられて、その度に興奮します。
印象的云々を書き出していたら、丸一日かかるので、ごめんなさい。

児童小説だけでなく、一般小説や時代小説と、多岐に渡る作品を執筆されている先生ですが、 今シリーズに問わず、先生が作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、 意識しておられることはありますか?

特にないです。
物語が“人間”から離れないように、離れるならその理由は何かを いつも思いながら書いてはいるのですが。

先日『NO.6』の舞台を観劇し、感動のままに先生の本を読み返し、 思ったのは、思春期のころにときめいていたもの、一生ときめける、ってことでした。
インタビュアーももう30代になりますが、小学生~中学生の頃に『NO.6』に触れたことで自分のトキメキの根幹が出来上がったと思っています。
先生にも思春期の頃、そんなトキメキの根幹を作り上げた作品があればお伺いしたいです。

わっ、ありがとうございます。身に余るお言葉です。嬉しい。
わたしは、海外ミステリーでしょうか。特に、エラリー・クイーンが好きでした。
エラリーの助手として殺人事件に関係していく自分を妄想してました。
あと、ロシア文学なんて何もわからないけれど、『罪と罰』のラスコーリニコフにだけは夢中になりました。
美しい殺人者の心内に分け入っていく世界が好きだったのでしょうね。

『NO.6』が発表された当初から今に至るまで、20年以上の月日がたっていますが、 作品が与える影響や読者の反応にどのような変化を感じていますか?

変化? いや、わかりません。
ただ、ずっと好きでいてくださる方たちがいるという現実に、平伏したいような感謝と恐れを 抱いています。
でも、読者を意識して書こうとは思っていないし、書けもしません。

ご自身の作品が、今後どのように読まれ続けていくことを望まれますか?

それも、読者の方々に委ねるしかないと思います。

『NO.6再会』は今後どんな展開になっていくのでしょうか?こっそり教えてください。

え、教えないよ。というか、すみません。わたし、全くわかっていません。
紫苑とネズミが生き延びられますようにと、それだけを祈っています。
なんかねえ、紫苑は幸せになって欲しいなあとは思うんですよ。
でもねえ、あんな風に本気で求める他者がいるって、一般的な幸せとは無縁ってことじゃないですか。
相手も相手だし。紫苑の幸せって何だろうかって、考えていきたいです。
けど、2巻では、わりに大胆なんですよね、彼。「え、ちょっと待て、待て」なんて、わたし 慌てました。大人なのかまだ少年なのか
はっきりしない子だわ。その点、ネズミは揺れはしても、その揺れ方が大人かしら……と
思っていたのに、わりと、紫苑に引っ張り回されるところもあるし。
はい、ともかく、よくわかりません。

最後に、読者様にメッセージをお願いします。

14年ぶりの『NO.6』の世界。
堪能していただけたら幸せです。
先はわかりません。でも、最後まで、あの二人に食らいついていくつもりです。
紫苑とネズミがどう生き、何と戦い、どんな結びつき方を選ぶか。
楽しみにしていてください。
よろしくお願いします。

あと、ずっと待っていてくださったみなさん、本当にありがとうございます。

ありがとうございました。
続くシリーズの発売、そしてこれからも素晴らしい作品を楽しみにしています!

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「NO.6[ナンバーシックス]再会#1」
あさのあつこ先生直筆サイン本
抽選販売決定!

応募期間:
2025/05/14(水)10:00(AM 10:00)スタート
2025/05/30(金)09:59(AM 09:59)終了予定

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ⓒあさのあつこ /toi8(講談社)

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