『高嶺のSubは擬態する』発売記念 コオリ先生・円陣闇丸先生特設ページ

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インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

元は「氷」のつく別の名前だったんですけど、周りから氷さんって呼ばれることが圧倒的に多くて。それならもう「コオリ」でいいだろうって、かなり安直に決めました(笑)
エゴサには不向きなんですけど、すごく気に入ってます!

新作『高嶺のSubは擬態する』は、どんな物語でしょうか?

簡単に説明すると《溺愛Dom/Subユニバース》です!
派手な見た目で自分をずっと擬態してきた大学生のSubが、偶然出会ったクソ真面目なDomと少しずつ心を通わせて信頼と愛を深めていくお話です。プレイとかエッチな展開も挟みつつ、とにかく溺愛で幸せな気持ちになれるお話になったと思います。

挿絵1

新作『高嶺のSubは擬態する』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

数年前に「Dom/Subユニバース」って言葉と初めて出会って設定を読み漁ったんですけど、元々SMものが好きだったのもあって、萌えが止まらなくなっちゃいまして。
その萌えをスマホのメモ帳に書き殴ったのが、高嶺の原型になるお話です。そのときは書きたいシーンしか書いてなかったので、小説という形にすらなってなかったですね。

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

いきなり本文を書き始めます!(笑)
執筆の順序としてめちゃくちゃなのはわかってるんですけど、とにかく書きながらキャラを固めていく作業が一番最初です。その後にプロットで話の流れを決めて、また最初から書いていく感じが多いと思います。
タイトルは必要になった段階でしか考えないので、基本的に後回しです!

新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか?
また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

投稿サイトにまだDom/Subユニバース作品があまりなかった頃に連載し始めた作品だったので、ジャンルをわかりやすくするために関連するワードをタイトルに入れることだけは最初に決めていました。それで「Sub」って言葉を入れて、あとはそこから掘り下げていった感じです。
言葉のリズムのよさにもこだわりましたね。何度か口に出してみて「これだ!」ってなったのが今のタイトルです。

メインカップルのご紹介と彼らを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

攻めのナギはDom(相手を支配したいという本能を持つ性)なんですけど、真面目な性格が外見に滲み出ちゃってる人間ですね。でも、ちゃんとDomです。
本編中に「あまりDomらしくないDomだが、こういうところはDomらしい」っていう表現が出てくるんですけど、本当にそんな感じです。でもよく知れば、マイペースだったり不器用だったりっていう彼らしい部分が出てきて、そういうところがナギのよさだなって思ってます。

受けのキョウは大学生のSub(相手に隷属したい・支配されたいという本能を持つ性)で、奔放そうに見えるけど結構現実的なところがあるというか。その辺りのギャップがタイトルの「擬態」の部分にかかってきてます。
とにかく派手な服装が好きで、ピアスもいっぱいあいてて、会うたび髪の色が変わっているような感じの子です。ただ相手に心を許してからはまっすぐというか、とにかく可愛いやつだなって思ってます。

このお話を書く上で大切にしたことは、Dom/Subユニバースっていう特殊な世界観設定も彼らにとっては当たり前の日常なので、それをできる限り自然に描きたいっていう気持ちですね。ずっとそんなことを考えながら書いてました。

挿絵1

新作の読みどころやお好きなシーンを教えてください。

Dom/Subユニバースならではの《コマンド》の使い方にはこだわりました。
英単語で書かれることが多いコマンドなんですけど、唐突に出てくる命令語ではなくて、台詞の一部として言わせたいっていう気持ちが強かったので頑張りました。
いかに自然な流れで攻められるか――私なりにこだわったプレイシーンは読みどころだと思っています!

好きなシーンはキョウが何かを食べてるシーンですね。とにかく幸せそうに食べる子なので、書いてるほうもお腹が減ります(笑)

執筆中のエピソードや裏話などはございますか?

Webでの連載中、めちゃくちゃ重要なシリアスシーンでやってはいけない誤字をやらかしてしまいまして……速攻で読者さんから総ツッコミをいただきました。
あれは本当に恥ずかしかった……そこで勃っちゃだめだって。

気分転換やリフレッシュの方法、癒しのアイテムなど、教えてください。

インコを吸います(合法)
フルーティーでナッティーないい匂いがするんですよね……インコ。
胸の辺りと首の後ろがお気に入りの匂いスポットです。

BLで萌えるシチュエーションやお好きなキャラクター設定をお聞かせください。

尻で攻めを抱くような男前の受けが大好物です!!
攻めはむっつり溺愛(執着)を結構書きがちなんで好きなんだと思います。
あと受けの前でだけは涙もろい攻めが好きです。性癖です。
(触手の生えたイケメンも大好物なんですけど、あんまりここで語るとまずい気がするので黙っておきます……)

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

読みやすさは大事にしたいと思ってます。
読んでるときの気持ちよさとか心地よさとかですね。読後感もそうなんですけど、エッチとかプレイとかそういうシーンの没入感も意識してます。
あと、台詞や喘ぎの呼吸感は気にします。このキャラはこんな間(ま)でこんな風に話すんだろうなとか、こういうときはこういう声出ちゃうよねとか(笑)

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今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

ファンタジーが書いてみたいですね。世界観から凝ってみたり……それがかなり難易度の高いことだっていうのはわかってるんですけど、チャレンジしたいことなんで! 言うだけはタダかなって(笑)
っていっても、Dom/Subユニバースもまだまだ書きたい話があるので、いつになるかわかりませんが。
今もあたためているお話がいくつかあります!

読者様にメッセージをお願いします。

こんにちは、または初めまして。コオリです。
幸運なことに通算2冊目、リブレさまでは初めての単行本を出していただけることになりました。
今作「高嶺のSubは擬態する」は私の大好きなDom/Subユニバースの魅力をめいっぱい詰め込んだ作品となってます。Dom/Subユニバースを愛する方はもちろん、まだこのジャンルの作品を読んだことのない方や、読んだことはあるけど苦手だなって思った方にも是非一度チャレンジしていただけると嬉しいです。
よかったら感想もお聞かせください!

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
「高嶺のSubは擬態する」をできるだけ多くの方に楽しんでいただけますように。そして読んだ方に、幸せな気持ちを届けられますように!!

挿絵1

高嶺のSubは擬態する

コオリ
ill.円陣闇丸

リブレ

発売日:2022年07月19日

STORY

溺愛と支配を織り交ぜた、話題のDom/Subユニバースの傑作がついに書籍化!!

支配される側・Subであるキョウは、ある日チャットで支配する側・Domを自称するナギと出会う。
派手なファッションで自分を着飾り、世間の持つSubのイメージとかけ離れた見た目で自分を擬態するキョウと、Domらしくない紳士的でクソ真面目なナギ。
一夜限りの暇つぶしの相手……そう思っていたはずなのに直接会い、会話を交わすごとに、不思議と興味を惹かれていく――。

――この男に跪きたい……従いたい。

君を支配し、跪かせたくなる。

「……キョウ、《跪いて》(Kneel)」
ナギが発するコマンドにキョウのSubとしての本能が悦びにあふれ、誰とも違う初めての感情の高ぶりに互いが互いを唯一として求めあい……。

特典情報

コミコミ特典ペーパー

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©️コオリ・円陣闇丸/リブレ

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