『転生オメガバース!』発売記念 宮緒葵先生インタビュー特設ページ

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インタビュー

新作『転生オメガバース!』は、どんな物語でしょうか?

 『転生オメガバース!』は幕末と現代、二つの時代にまたがるお話です。
オメガバース設定なのですが、攻めが鹿児島弁をしゃべっていたり、羽織袴を着ていたかと思えば現代の制服を着ていたりと、一般的なオメガバースからはだいぶ外れるかもしれません。身も心も熱い攻めと気丈で美しい受けの過去と現在が複雑に絡み合うお話を楽しんで頂きたいです。

挿絵1

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか? 

 攻めの叢雲は鹿児島弁男子で、受けのためならどんな死地にでも飛び込んでいく熱い男(アルファ)です。
細かいことは気にせず、愛情で全てをめった切りにするタイプなので受けとは相容れないことも…。
受けの菊夜叉は叢雲とは正反対の、いつも冷静で理知的、高い誇りを持つ少年(オメガ)です。
しかし複雑な出生の秘密を抱えており、そこを突かれたり、誇りを穢されることを許さない熱い心の主でもあります。

挿絵1

新作の読みどころやお好きなシーンを教えてください。

 『転生オメガバース!』は前半と後半で設定も場面も大きく変わるので、最初から読んでいくと「え? ……ええ?」と戸惑われるかもしれません。ですが読み終えた時には「そうだったのか…!」とすっきり納得して頂けるかと。あと、脇にだいぶ暗い設定のカップル(と言ったらそっちの受けに呪われそう…)がいるんですが、そちらの方がいつも私が書くタイプの攻め受けに近いので、お好きな方にはたまらないかも。

挿絵1

執筆中のエピソードや裏話などはございますか?

 攻めの叢雲が鹿児島弁男子なのですが、私は静岡県民なので、鹿児島出身の編集さん方に翻訳をお願いしました。
(その節はお世話になりました…!)
その際、鹿児島でも都市部と地方ではけっこう翻訳が違っていて驚きました。都市部はやや柔らかく、地方はよりエネルギッシュな印象で、比べるととても面白かったです。翻訳して下さる方がいらっしゃれば、いつかまた方言攻めを書いてみたいと思いました。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

 攻めが二十年くらいかけてゆっくりと受けを口説いていくお話を書いてみたいです。アーティスト系の攻めがミューズ認定した受け(一回り下)を追いかけ回し、受けは逃げ回りつつも攻めの存在に救われることもあり、最終的にはほだされるといいですね。

読者様にメッセージをお願いします。

 いつもお読み下さりありがとうございます! 『転生オメガバース!』は私の初のオメガバース設定のお話です。
オメガバースと言いつつ、私の好きな設定ばかり盛り込んだのでそれらしくなっているか不安ですが…。 笠井あゆみ先生が素晴らしく艶っぽいイラストを描いて下さいましたので、きっとお楽しみ頂けると思います。
よろしければご感想を聞かせて下さいね。これからもよろしくお願いします。

転生オメガバース!

宮緒葵
(イラスト:笠井あゆみ)

リブレ/B-BOY NOVELS

発売日:2022年02月18日

STORY

俺が欲しかとはお前だけじゃ
幕末、敵対する家に生まれながら愛し合った二人が、現代でめぐり逢う…!

動乱の時代に生まれたオメガ菊夜叉は、敵対する家のアルファ叢雲と運命のつがいであり、炎の中で運命を共にした。
時が流れ、二人は現代に転生するが菊夜叉には前世の記憶がなく…!
「ずいぶんと待たせてしまったが…もう離さない。お前は、俺だけのものだ…!」

特典情報

コミコミ特典ペーパー

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©️Aoi Miyao/libre 2022 Illustration:Ayumi Kasai

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