【特設ページ】『禁忌の神官は生き延びるために太陽の王子を射止めたい』発売記念 teo先生インタビュー&お試し読みページ

インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

オンラインゲームで使用していた名前を使いました。
でも、短すぎてなかなか検索しづらいなと思ってちょっと後悔しています…もう少し長い名前にすればよかったです!

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

作品によって違います。
先にタイトルからイメージが膨らむこともあれば、今回のように内容が先にあって、あとからタイトルを付けることもあります。

実は、私はあまりきっちりしたプロットを作らないタイプです。この作品も、カップリングの属性や世界観の雰囲気、物語の方向性、そしてラストの着地点だけをざっくり決めて書き始めました。
プロットを細かく決めすぎないほうが、ストーリーが作者の都合ではなく、より自然に流れていく気がしているのと、思いついたアイデアを忘れないうちに形にしたくて、つい勢いで書き始めてしまうんです(笑)。

ただ、最近は「やっぱりある程度は作ったほうがいいな」と思うようになってきて、大枠だけでもプロットを立てるようにしています。とはいえ、結局その通りにいかないこともしばしばなんですけどね……。

今回の作品は、どんな物語でしょうか?

普段は「自分が書きたい!」という気持ちを先行させて作品を書いているのですが、今回の作品に関しては、「できるだけたくさんの方に読んでいただきたい」という思いを軸にして書きました。
とにかくロマンチックに、読み手の方にも、そして書いている自分自身も、中東風ファンタジーの世界観にときめけるような物語にしたい、という気持ちがありました。

太陽の王子と月の神官、月と太陽をつなぐ“朝”に象徴的に輝く指輪、砂漠の王宮や神殿――そして何より、褐色で黒髪長髪の王子様を書きたかったんです。

一見すると余裕がある(と本人は思っている)攻めが、無自覚な受けに実は振り回されている、という関係性が大好物でして……その構図を思いきり楽しみながら描きました。
終盤は少しシリアスになりますが、前半から中盤にかけては、二人のコミカルなやりとりや、もだもだするすれ違いも多いので、ぜひそのあたりも楽しんでいただけたら嬉しいです。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

本作は三人称一元視点で、受のユスフと攻のナディール、二人の視点を行き来する形で描いています。
あえて視点を分けることで、二人のすれ違い方や、それぞれの胸の内をより深く感じていただけるのではないかな、と思っています。また、出自の違う二人が見ている世界の広がりや、感じ方の違いも楽しんでいただけたら嬉しいです。

とにかくロマンチックな演出をたくさん詰め込みたかったので、読んでいて映像が浮かぶようなシーンになるよう、常に意識しながら書きました。
物語としても、感情の機微としても、その「すれ違い」と「重なっていく瞬間」を味わってもらえたらと思っています。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)

【ユスフ】
世間知らずで少しドジだけど、一生懸命で、読んでくださる方にも好感を持ってもらえる受がいいな、と思って考えたキャラクターです。
彼には「王子様に愛されないと死んでしまう」という、なかなか過酷な運命を背負わせることになってしまいましたが、それは受け身な存在ではなく、自分の足で能動的に動いてほしかったから、という理由もあります。

【ナディール】
褐色攻めを書きたくて、この作品を考えたと言っても過言ではないかもしれません。
物語序盤では余裕のあるそぶりを見せていて、あまりユスフへの興味を表に出しませんが、実際は感情がダダ洩れ……みたいな、素直じゃない攻めが好きで、彼はかなり私の好みを詰め込んだキャラクターになっています。

【ファーヴ】
ユスフの話し相手ポジションのキャラクターですが、物語の終盤で、実はとても重要な役割を担っていることが明らかになります。
ユスフは少し自己肯定感が低めで、うじうじしがちなところがあるので、そんな彼の背中を押してくれるような、ちょっと小生意気な性格にしてみました。

【レリファ】
主要キャラクターの中では唯一の女性です。BL作品における女性キャラの扱いは、個人的にいつも悩ましいところでして。
メインの二人の関係に水を差しすぎず、でも物語の良いスパイスにはなってほしい、そしてできれば読者の方に嫌われない……という、なかなか難しい塩梅を意識して作りました。
結果として、凛とした王女様のキャラクターになりましたが、ふとした瞬間に王女の仮面がはがれて、年相応の女の子になるシーンがお気に入りです。(BLとはあまり関係ないですが……)

【アミル】
彼に関しては、「ちょっと変な奴を書きたい」という私の欲望の現れですね。
シリアスに寄りすぎてしまいそうな場面で、いい意味での緩衝材になってくれましたし、個人的にもお気に入りのキャラクターです。

メインカップルのご紹介と彼らを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

本作では、メインカップルであるユスフとナディールを、「対比」の構造で描くことをとても意識しました。そもそも二人は月と太陽を象徴する存在なので、性格や立場だけでなく、ビジュアル面でもはっきりとしたコントラストを持たせています。

ナディールは黒髪に褐色の肌、対してユスフは灰銀の髪に白い肌、という設定にしたのも、この対比を強く打ち出したかったからです。並んだときに一目で「違う世界の二人」だと分かるような組み合わせにしたい、というこだわりがありました。

ちなみに、作中では触れていませんが、日差しの強い砂漠の地帯にいてもユスフの肌が白いままなのは、「ナジャラの器」の力によるもの、という裏設定があります。

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

楽しかった点は、中東風の世界観を初めて描けたことです。
砂漠の風景や、砂漠の国の夜が意外と冷えること、星がとても綺麗なこと、衣装や食べ物のことまで想像しながら書く時間は、本当に胸がときめきました。頭の中で情景を組み立てていく作業そのものが、すごく楽しかったです。

一方で苦労したのは、物語の三割ほどを書き進めたところで、「あれ、なんだか違うかも……?」と思い始めてしまったことですね。
そのまま押し切って書き切ることもあるのですが、今回は思い切って、いったん書いたものを全部なかったことにしました(笑)。

ど新人が何を言ってるんだ、という感じもしますが、職人さんが作った壺を「なんか違う」と言って自分で割る、あの感じに近いかもしれません。
結果的には、自分の「なんか違うな?」という感覚を信じてよかったな、と思っています。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

猫ですね。猫撫でます。
最近は、気づくと何か書いていたり、創作に関することをしていたり、あるいはぼんやりSNSを眺めてしまったりしていて……
何か趣味が欲しいな、と思っています。創作が趣味と言えばそうなのかもしれないですが(笑)。

料理や運動、掃除など、生活の延長線上にあるようなことがいいなと思っています。ゲームは一度ハマると、なかなかこちらの世界に戻ってこられなくなるので、今は控えめにしています。
もしおすすめがあったら、ぜひ教えてもらえたら嬉しいです。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

最近、SFBLと中華風オメガバースを書いたので、次はホラーBLとセンチネルバースに挑戦してみたいです。これに限らず、まだ、書いたことない設定ばかりなので、その時書きたいと思ったものを積極的に取り入れてみたいです!

皆様にメッセージをお願いします。

皆さま、はじめまして。teoと申します。BL小説を書いています。
このたびご縁があり、幻冬舎コミックス様から書籍を刊行していただけることになりました。
自分の作品が紙の本になって店頭に並ぶなんて、数年前の自分は想像すらしていなかったので、今でも少し不思議な気持ちです。

そもそも私はBL漫画にどっぷりはまった結果、書籍代があまりにもかさんでしまいまして……「これはまずい」と思い、自給自足を始めたのが、BL小説を書き始めたきっかけでした。
最初は完全に自己満足の創作でしたが、Web掲載や他社様から電子書籍として配信していただく経験を重ねるうちに、「読んでくださる方」を意識するようになり、創作に向き合う姿勢も少しずつ変わってきたように思います。

創作初期からある「書きたい!」という気持ちの熱量は大切にしつつ、そこに技術も積み重ねて、より楽しんでいただける作品にしていけたら――そんなことを考えながら、日々創作に向き合っています。
本作が、そんな私の活動を知っていただくきっかけになれば嬉しいです。

禁忌の神官は生き延びるために
太陽の王子を射止めたい

著:teo/イラスト:野ノ宮いと

幻冬舎/リンクスロマンスノベル

発売日:2026年04月30日

書影

STORY

月の神官・ユスフは“ナジャラの器”と呼ばれる癒しの力を宿した「禁忌」の存在。

その力は一人では抱えきれず、取り込んだ穢れに呑まれ、若くして死ぬ運命にあるが 命を繋ぐための唯一の術が「太陽神の血を引く王族と心身の結びつきを作ること」だった。
そこで、正体を隠したまま神殿から王宮に入ることに成功したユスフは 中性的な見た目をしているという理由から 女好きで有名な太陽神王族の第一王子・ナディールの付き人となった。
なんとか王子と結ばれようと試行錯誤して近づこうとするユスフだが ナディールはそれに気づいているのかいないのか、余裕そうな態度でからかってくる。
そんな中、ナディールに他国の王女との婚約話が持ち上がってしまい…?

お試し読み一部公開!

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特典情報

有償特典野ノ宮いと先生アクリルコースター

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

ⓒteo/野ノ宮いと/幻冬舎コミックス

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