『うちの子は誰にもあげません! ~子育て事務官はもふもふしっぽにいやされる~』発売記念 朝陽天満先生インタビューページ

帯入れ込みイメージ うちの子は誰にもあげません!

インタビュー

新作『うちの子は誰にもあげません! ~子育て事務官はもふもふしっぽにいやされる~』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

可愛い×可愛い話がとにかく欲しくて、可愛いって何だろうと考えて、『ギャップ』『ちっこい子の舌っ足らずなしゃべり』『ケモ耳』『子育てBL』等々ワードを上げていった先にあったのが、この「うちの子は誰にもあげません!~子育て事務官はもふもふしっぽにいやされる~」でした。

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

大抵書きたい一場面が浮かんできて、それを話に組み込むためのプロットを考えます。タイトルは大まかな話の内容が定まってから決定しますが、いつも悩みます。

新作『うちの子は誰にもあげません! ~子育て事務官はもふもふしっぽにいやされる~』は、どんな物語でしょうか?

兄夫婦の忘れ形見の子供を引き取った主人公アッシュが、所属する騎士団の副団長に助けられながら騎士団の事務官として、新米親として、そして副団長の伴侶として頑張るお話です。主人公達が毎日ほんわか幸せに楽しく暮らす中、裏では様々な思惑が渦巻いていて……。基本はほのぼの、だけど結構物騒。暗い始まりですが、可愛いを詰め込んだ物語です。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。

まず主人公の名前は「アッシュ」。どうしてこの名前になったかと言いますと、舌っ足らずな言葉で「あっちゅたん」と呼ばせたかったのです。頭脳よし腕よしクール美人が甥っ子と副団長の耳としっぽにだけはデレデレに蕩けるギャップが一番書きたかったところです。

メインカップルのご紹介と彼らを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

とにかく「強い+独占欲」「強い+甥っ子デレ」など、強くても完璧じゃない、どこか残念なところがあるキャラを書くようにしています。メインカップルのこだわりポイントは、攻めが必死でアピール(耳を触らせたり尻尾で触れたり)しているのに、人族であるアッシュは「あ、慰めてくれてるのかな」と全然気付かない温度差。でもくっついたらもう攻めがガンガン独占欲を出して大事に大事に囲って溺愛していくよ、というのが特に書きたかったのです。相手が好きだけれど、やっぱり甥っ子の方が大事、と思ってるそのアッシュの想いごと包み込むブラウの愛を上手く表せたらいいなと思います。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか? 

攻めは副団長ブラウ。黒狼族という生粋の獣人族で、懐に入った者は大事に囲う習性があります。チャームポイントは頭上にピンと立った狼耳とふさふさ尻尾。腕よし頭脳よし悪いところがない(アッシュ談)けれど独占欲は強め。最初から囲ってます。受けは主人公顧問事務官アッシュ。頭脳を買われて騎士団の顧問事務官に任命されるほど。腕っぷしも強いので、提出されない書類は物理で奪い取る鬼の顧問。も甥っ子の前では顔が蕩けるほどに可愛がってます。

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。

狼耳、ふさふさ尻尾、そして竜のミニ羽根は身体的特徴として絶対に外せないです。今回イラストを描いて下さる杏先生からいただいたキャラデザインが本当に秀逸で、可愛くて、私の思うブラウ、リオンをしっかりと表して下さってます! 主人公のアッシュが本当にかっこ良すぎて美人すぎて、私の中でいち推しとなりました。ぜひぜひ杏先生の描いてくださるアッシュたちを堪能して欲しいと思います。

朝陽 天満先生の中で、執筆を重ねるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?

たくさん変化も発見もありましたし、途中からガラッと方向を変えたりして、試行錯誤して出来上がったのがこの「うちの子は誰にもあげません!」です。話の大筋は変わらないのですが、より楽しく、より可愛く書くことができました。

狼獣人の副団長・ブラウの屋敷で可愛い甥っ子を育てるハードフルボイルド子育て物語ですが、執筆に当たって苦労した点、また、ここが好き!外せない!など特に意識されていることがありますか?

このシーンだけは絶対に書きたい! というシーンが何点かあるのですが、それだけは何があっても物語に入れるようにしています。そして、リオン相手だと優秀なアッシュも途端に残念になるというのは絶対に外せないポイントです。今回のテーマは「ギャップと可愛い」がメインなので、ちゃんとそれが伝わるといいなと思いながら書いています。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

執筆のお供に、お気に入りの店の豆を挽いて珈琲を淹れたりします。熱々の珈琲を飲むとリラックスできて、ちょっと頭がクリアになる気がします。ハマっているのは、某ボクシングゲームです。お気に入りの声優さんに「ナイス!」と言って貰えるので、色々と頑張れます。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

美人オネエが攻めだったり、つよつよキャラが受けなどは最高に萌えます。体格差も大好きでして、身長差20~30センチとか抱え込むとすっぽり腕に包まれるような状態で膝に乗せられたりするのは最高のシチュだと思います。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

ローファンタジーBL(現代版ファンタジー的な物)のような話を書いてみたいなと思っています。現代日本で魔法が使える的な話だったり、ネットで拡散するものに力があったりなど。現代とファンタジー要素を組み合わせた話が書いてみたいです。それと、ダークなテーマのBLなどもチャレンジしてみたいなと思います。今まで明るい感じの話ばかりを書いていたので、闇(病み?)BLなどを……コメディにしかならない予感がしますが。

読者様にメッセージをお願いします。

朝陽天満と申します。初めましての方もそうでない方も、私の作品を読んでくださってありがとうございます。私の中の萌えと好きを作品の中にこれでもかと詰め込んでおります。その中のほんの一欠片でも一緒に「好き!」と思っていただけたらこの上ない喜びです。これからもたくさんの好きをお届け出来るよう頑張ります!

うちの子は誰にもあげません!~子育て事務官はもふもふしっぽにいやされる~

著者:朝陽天満 /イラスト:杏

リブレ

発売日:2024年12月19日

書影

STORY

狼獣人の騎士団副団長×社畜気味のヒト族事務官+竜人族?の子どもで家族ごっこ…!?

書類仕事に忙殺されているヒト族・事務官のアッシュは、甥っ子のリオンを引き取って育てることになった。なんと上官でアッシュがこっそり憧れている副団長の狼獣人・ブラウの屋敷に間借りさせて貰うことになり、すっかり疑似家族だ。どんな目上の相手にも書類の取り立てとなると鬼となるアッシュも、可愛い甥っ子相手にはでれでれ。リオンもアッシュたん、アッシュたんとすっかり懐いている。ブラウもリオンにもアッシュにも優しすぎるくらい。でもそんな平穏な日々を過ごす中にも、リオンにまつわる秘密があって…!?。

出版社様コメント

可愛いが詰め込まれたお話しですが、秘密の出来事もちらちらと見えかくれしております。ブラウとアッシュ、そしてリオンたんのやり取りを楽しみつつ、ぜひ物語に没頭してくださいませ。

特典情報

コミコミ特典SSペーパー

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©︎朝陽天満・杏/リブレ

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