木原音瀬先生30周年記念 特設ページ

『HUG 30』
2025年12月 刊行!

『HUG 30』

著者: 木原音瀬・表紙イラスト: 厘  てく
リブレ
2025年12月19日発売

木原音瀬作家生活30周年記念――。

読者の心を強く揺さぶり続ける木原音瀬の
幻の雑誌掲載作品「恋の片道切符」をはじめ、
未書籍化の作品を厳選し収録した珠玉の作品集。
それぞれ各作品ごとに書き下ろし小説を収録、
全3巻構成の第1巻。
大人気豪華漫画家陣が、
卓越した文章力と独特の世界観の
木原ワールドをイラストで描く。

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コミコミ特典
書き下ろし小説入りリバーシブルカード
HUG 30

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INTERVIEW ※インタビュー内容には一部ネタバレを含みます。
ご注意ください。

2025年で作家生活30周年を迎えるとのこと、誠におめでとうございます。現在の率直な思いをお聞かせいただけますでしょうか?

気がつけばそれだけの月日が経っていました。読んでくれる方がいないと商業で本は出ません。ここまで続けてこられたのは、どんな話を書いてもついてきてくださった読者の方あってこそなので、とてもありがたいなと思っています。

作家生活を振り返って、印象に残っている出来事や、ターニングポイントとなった出来事はありますか?

あまり変化のない生活をしているのでターニングポイントもないのですが、ビブロスさんが倒産した時は、雑誌に前編を掲載していただいた直後だったので、後編はどうなるんだろう……とドキドキしました。コロナの影響でお家時間が増えて、youtubeに嵌まり、ボカロに嵌まり、最終的にyoutubeチャンネルを作ったことぐらいです。

たくさんの作品を世に生み出された木原先生ですが、中でも一番印象に残っている作品、キャラクターはどの作品でしょうか?

一番といえば、やっぱり「箱の中」かなと思います。今でも読んでくださる方が多いし、感想をいただくこともあるので。
キャラクターは、「箱の中」の喜多川圭です。こう書きたい、こう見せたいというキャラクター像がはっきりしていたので、書いていてもブレなかったです。

「HUG 30」は初期作品や、他ノベルズ未収録作品を集めた記念本の第1冊目ということですが、発売にあたっての思いや、こだわられた点、苦労された点などがございましたらお聞かせください。

今回の本は、全て雑誌掲載作になっています。リブレさんの雑誌掲載作をノベルズ化していただくにあたり、私が続きを書きやすいものを優先して本にしてもらっていたので、残っているのは続きが書きづらいものが多くなっていました。それで長々と寝かせていたらこんなに月日が経っていて……これを機会に放流させていただくことになりました。原稿がとにかく古く、スマホも普及していない時代だったり、現代の感覚だと行動がコンプラ的にアウトのものがあり、それをどこまで修正するか、調整が地獄のようでした。また今と文章の雰囲気が全く違っていて、明確に変だったので、当時の担当さんに申し訳なくなったりしました。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

本にまとめるにあたり、コメディ、シリアス、ホラーとバランスをとってみたつもりです。色々な味のする作品を楽しんでいただけたら。
「恋の片道切符」は美形といけおじポンコツ俳優の話です。天才俳優というシチュエーションが自分は昔から好きなんだろうと思いました。年下攻におじ受けと好物が詰まった感じになっています。
「うつる」はラブの比重が高めの微ホラーで、美形攻と根暗美人の話です。ホラーがなかなか大変なので、キャラクターはわかりやすく美形です。今思うとこの攻、溺愛タイプでは、と思っています。
「レザナンス」は同い年のバディ物です。時代物が苦手なのですが、この話は1960~70年代が舞台になっています。最初から最後までシリアスです。

収録作のなかで、特に思い入れのある作品はございますか?

どれもそれぞれ思い入れがあるのですが「恋の片道切符」は初の縦読み漫画でコミカライズをしていただいたので、新しい楽しみ方をさせていただいたなと思います。

執筆当時の印象的なエピソードなどや裏話などあればお聞かせください。

私はホラーな話を聞くのが大好きなので、BLにもホラー味を入れてみようと何度かチャレンジしているのですが「うつる」はホラーチャレンジ2作品目でした。何度書いても自分の理想とするホラーにならなくて、もっと怖くするにはどうすれば……と試行錯誤した記憶があります。ホラーの話を聞くのは大好きですが、猛烈な恐がりです。夜に怖い話を聞くと、電気を消せなくなって、明るくしたまま寝たりします。

お気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?

キャラが薄いと、ちょっと書きづらいなと思うことがあります。濃いキャラ、例えば「薔薇色の人生」の百田ぐらいになると、行動パターンが想像しやすいので書きやすいです。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

気分転換は散歩です。毎日1時間ぐらい歩いています。たまに縫い物をするのですが、嵌まると時間を忘れて延々と縫い続けたりします。お茶の間でスポーツ選手をゆるく応援することはありましたが、最近、明確に推し活に目覚めたので、いそいそと楽しく活動しています。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

その時々で萌シチュは変わっていくのですが、「恋の片道切符」の頃は、おじ受けに萌萌していました。数年前に「Borderline」というノベルズを出させていただいたのですが、こちらに私の受に対する最大最強の萌をつぎ込んだ、男前受なキャラクターを登場させられたことで、ある意味気持ちが昇華しました。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

読む方の判断になるかと思いますが、読みやすい文章を書くようにしています。自分的によく「文章が流れる」と表現するのですが、上手く流れるように微調整をよくしています。続けて読んでもらいたいので、あちらこちらに飛ばないように、物事や経過が順序よくなるように気をつけています。あとは自分が面白いなと思える話になるように、頑張っています。自分が面白いと思えないと、書いていてわりとしんどいので。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

不動産BLとかチャレンジしてみたいです。あとものすごい情熱的なタイプを書いてみたいなと思ったりします。

木原先生にとって、BLとはズバリなんでしょうか?

人生の大きな物のひとつ

読者様にメッセージをお願いします。

デビュー時から読んでくださっている方がいたら、本当に本当にありがとうございます。読んでくださるおかげでここまで続けてこられました。出戻ってくださった方もありがとうございます。まだ書いています。最近存在を知ってくださった方、初期作品もほぼほぼ電子になり、既刊もたくさんありますので、気になるものからどんどん手にとっていただけたらありがたいです。

ありがとうございました。
これからも素晴らしい作品を楽しみにしています!

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