『竜王の婚姻(上)黄金の獅子と白銀の狼』あらすじ
妊娠可能な身体であるため皇帝へと嫁ぐセナだったが、初夜で思わぬものを見てしまい…。重厚で壮大なラブロマンスファンタジー!
小国の王子であるセナは、「惹香嚢」という男でも妊娠可能な特殊な臓器を体内に有している。
発情期には男を惑わす魅惑的な香りを放つため、問題が起きぬよう、たった一人で牢に隔離されるという生活を送っていた。
淫売と罵られ、家族にさえ顧みられないセナだったが、ある日突然父王から「お前を、レスキア皇帝に嫁がせる」と命じられてしまう。
惹香嚢持ちとはいえ、男が後宮入りした例はなく、帝国への従属の証しとして嫁いでも、殺されてしまうかもしれない――。
命令には逆らえず、セナは侍従一人だけを供にレスキア帝国へと向かう。 そして迎えた皇帝との初夜。
発情したセナが目にしたのは……。