STORY
年下ドS魔導士×生意気クズ勇者の異世界下克上ラブ♥
ビーボーイ創作BL大賞受賞&豪華ボイスコミック化決定!
天才魔導士・レオのコンプレックスは「感情がないこと」。
しかし、傍若無人な勇者・ケインの泣き顔にだけはある興奮を覚えて!?
「ビーボーイ創作BL大賞」の受賞作である新作『勇者の俺様が魔導士なんかに!』は、どのようなきっかけで生まれたお話なのでしょうか?
最近流行りの勇者パーティ追放もの作品を見るたびに「クズ勇者可愛いな〜、泣かせたいな〜」と思っており、その願望を込めた漫画をSNSに投稿し始めたのがきっかけです。
コンテストに応募するにあたり、苦労されたことや楽しかったこと、印象的だったエピソードがあればお聞かせください。
私は元々少女漫画家なので、正直BLを投稿することに迷いがありました。
読者さんが受け入れてくれなかったらどうしよう、とドキドキしたのを覚えています。
でも実際に投稿してみるとかなり良い反響があり、自信を持ってコンテストに応募することができました。
受賞の連絡を受け取ったときはどのようなお気持ちでしたか?
本当に嬉しかったです。
これからは少女漫画家兼、BL漫画家だ!と思いました。笑
新作『勇者の俺様が魔導士なんかに!』は、どんな物語でしょうか?
よくある有能主人公がパーティを追い出されるシーンから始まりますが、今作はBLです。
Sに目覚めたレオと、クズだけどどこか憎めないケインの異世界ラブコメになっています。
新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか?
また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。
商業化にあたりタイトルが変わりましたが、最初SNSに投稿し始めた時は「勇者パーティから追放されるやつ」でした。
とにかくわかりやすさを意識しています。
創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?
基本的にはプロットですね。
商業作品じゃない場合はタイトルはとにかくわかりやすさ重視なので後から簡単につけちゃいます。
今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。
ケインの泣き顔、ゲス顔、照れ顔、絶望顔など、表情に注目してほしいです。
主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)
よくある追放ものパロディなので、レオは平凡主人公顔にしようかなと思っていたんですけど、やっぱりイケメンの方が描いてて楽しいのでキャラデザに癖を詰め込みました。
ケインは良いところのお坊ちゃんみたいなイメージがあったのですぐにデザインが決まりました。
メインカップルのご紹介と、彼らを描く上で大切にされたことや、こだわられたことをお聞かせください。
ケインの泣き顔を見てSに目覚めたレオ…というのが1話ですが、徐々にお互いに惹かれ合っていきます。
この作品に限ったことではなく、私が漫画を描いていていつも大切にしているのはメイン2人を対等な関係性にすることです。
レオが常にケインをいじめているわけではなく、ケインもレオを振り回します。
各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。
(服装・持ち物・ヘアスタイルなど)
レオとケインは衣装がかなり違います。
レオは寒がりなので厚着をしていますが、ケインは暑がりなのでいつも薄着スタイルです。
あと髪型はレオが襟足長めでケインは短め、など。
お気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?
お気に入りは紅一点のアンナです。
彼女がいることで、2人の関係性を動かしやすくなっています。
思い通りにならないのはダントツでケインですね。
私が生み出したキャラクターのはずなのに、ケインが何を考えてどう行動するのかが全くわかりません。笑
BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?
大声で言いたいのですが、私は年下攻めが好きです!!
今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?
今度も年下攻めが描きたいです。笑。
あといつかホラーを描くのが夢です。
単行本化へのお気持ちや意気込みがあればお聞かせください。
少女漫画の単行本は今まで何作も出させて頂いてきましたが、初めてBL作品の単行本化ということで、かなりドキドキしております。
新人作家のような気持ちで「すみません、お邪魔します…!」という感じです。笑
読者様にメッセージをお願いします。
ファンタジー作品ではありますが、気負う必要のないラブコメですし、BL初心者の方にも読みやすいかもしれません。
ハッピーな気持ちになりたい方は是非読んでいただきたいと思います。
勇者の俺様が魔導士なんかに!
リブレ/ビボピーコミックス
発売日:2023年12月20日