『不遇オメガと傲慢アルファの強引な結婚』発売記念 椎名サクラ先生インタビュー

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インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

本名のアナグラム+大好きな花を組み合わせました

今作は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

フォローしている方が「可哀想なオメガ」のポストノベルをアップしたのを読んで自分も書きたい!と思い、ポストノベルを翌日に投下しました。思った以上に反響をいただき、いつか小説化しようと温め、コンテストに向けて着手しました。その話がカクヨム(KADOKAWA社運営の小説投稿サイト)様の年間BLタグ一位をいただいた上に、「第2回ルビーファンタジーBL小説大賞」にて優秀賞をいただけるとは夢にも思いませんでした。

今作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

すみません、五秒で決めました!タイトル付けが一番苦手で、長く考えてしまうとヘンテコなものを編み出してしまうので、直感を信じていつも付けています。ほぼ企画書のタイトルになってしまってますので、今後は魅力的なタイトルを編み出せるように精進したいです。

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

プロットです。「このシーンを書きたい!」というのが思いつくとそれに囚われて、一つ作り上げることが多いです。それをしばらく寝かせたり、ポストノベルで投下してから眠りながら詳細を固める作業をしています。
タイトルは書き終わった時点で決めることが多く、あまりタイトルから考えることはありません。

『不遇オメガと傲慢アルファの強引な結婚』は、どんな物語でしょうか?

家族に虐げられたオメガの樟が、大のオメガ嫌いであるアルファの耀一郎と結婚させられるところから物語が始まります。
最初は本当に耀一郎が嫌なヤツですが、樟だけではなく耀一郎も辛い過去があり、そうせざるを得なかったのですが、樟を知っていくうちに心が変わっていき、少しずつですが二人が想いを寄せていく話となっております。
サブキャラさん達もとても魅力的なので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

耀一郎がどうやって心を変えていくかをぜひお楽しみください!ここまで不器用なアルファがかつていただろうかというくらい、不器用を極めた上に傲慢で、そのせいでしっぺ返しを食らいます。
個人的には番外編の「嬉し恥ずかし新婚旅行」を皆様に読んでいただきたいです。ネットで発表した内容と大きく異なり、樟の心情を垣間見られるのではないかと思います。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。

受けの樟は「とことん不幸な子」にしようと決めて書きました。だからこそ、彼の境遇を知れば知るほどお読みになった皆様が胸を締め付けられるようで、本当にそこは申し訳ない気持ちでいっぱいです。
逆に耀一郎は「傲慢な嫌な男」にするのにとても苦労しました。そんな彼がどこで心を揺るがせ、樟という一人の人間を見つめていくかを緻密に追うのに、とても苦労しました。できればすぐに態度を変えない不器用な男にしたかったので。
でも一番苦労したのは樟のカウンセリングのシーンです。医師の言葉が押しつけがましくないように、患者がカウンセリングを受けていると感じない言葉選びが本当に難しかったです。

メインカップルのご紹介と彼らを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

受けの樟は、本当に不幸な過去を抱えた子で、始めはきつく当たってきた配偶者に心を開く様や、あれほど嫌っていたオメガを受け入れて、けれどすぐには態度を改められなくて苦悩する耀一郎の心情を本当に丁寧に書こうと思いました。
併せて、今のこの世界にオメガバースがあったならどんな差別があるか、法律はどうなっているのか、人々はどう感じているのかをリアリティを持って作中に落とし込んでいきました。だからこそ、相反する第二性である二人とも苦しんだり窮屈に感じますので、そのあたりも楽しんでいただけると嬉しいです。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

受けの樟は虐待により、とことん自己肯定感がありません。もう可哀想になるくらい、ありません!そして社会常識もあまりありません。しかも常に怯えています。そんな彼が少しずつ優しい人に出会い、配偶者に愛され変わっていきます。
耀一郎は創業者一族の生まれで大企業の経営者をしている典型的なアルファです。傲慢でいていい環境に胡座をかいているのに無自覚なので、樟といて自分の矛盾を突きつけられ戸惑いますが、しっかりと自分の心と向き合う人です。
家庭環境で二人とも家族の愛情を知らないため、愛しかたも愛され方も知らない不器用な人間となっております。

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。

受けの樟は、本当にこだわりがありません。家に閉じ込められてきた子なので、ファッションなどわかってませんが、そこは攻めの耀一郎が貢ぎまくってます!むしろ自分の好みに染めようとしています!本人ちっとも気付いていませんが。
攻めの耀一郎はこだわりがとても強いです。会社を経営しているので他者から見られている意識があるので、持ち物一つとってもこだわり抜いています。読んでいただければわかると思いますが、受けを好きになってからはもう貢ぎまくってます!

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

連載当初、Rシーンを封印!という目標で書いたので、大好きなシーンが書けず辛かったです。いつもはすぐにRシーンに走る話をグッと堪えて、二人の距離が次第に縮むのを丁寧に書くのが大変でした。
番外編で温泉書けたのは楽しかったです♡♡

先生の中で、描き始めた当初と回を重ねるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?

こんなにも溺愛する攻めになるとは思いませんでした。しかも受けのためにアンガーマネジメントも頑張っています。こんなにも格好つけながらデロデロになるキャラクターは初めてでした。

お気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?

一番書きやすかったのは、医師の安井です。飄々としているのに人をよく観察している、癖のあるキャラクターは本当に動かしやすくて大好きです。
一番書きづらかったのは耀一郎です。不器用すぎてもう何度も殴りたくなりました。

作品を描かれる際に、ここが好き!外せない!など特に意識されていることがありますか?

Rシーンは絶対に体位を3つ盛り込みたいです!

執筆中のエピソードや裏話などがありましたら、お聞かせください。

書き始めたのが12月からお正月にかけてだったので、昼夜逆転でこたつの一角を占領してずっと書いてました。あの頃はなにをしたのか自分でも記憶にありません。あとから友人に聞いたところ、ずっと「Rシーンかきたーーいっ」と絶叫していたそうです。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

今、日本茶にハマっています。友人からとてもいい新茶をいただいてから美味しくて、執筆中ずっとお世話になりました。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

とにかく可哀想な子が幸せになる話が大好きです!
だから私の作品は可哀想な受けが多いです。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

現代を舞台にして書くことが多いので、どこまでリアルに近づけるかを意識して書いています。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

孤独な二人を今回、存分と書かせていただいたので次は「運命に抗う人たち」「自分の性癖のその向こうに突き進んだ時何が起きるか」をテーマにして書いてみたいです。

読者様にメッセージをお願いします。

ここまでお読みくださり本当にありがとうございます。
私が今まで書いてきた作品とはストーリーとは180度異なる、なかなか幸せにならない二人ではございますが、本作もお楽しみいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

不遇オメガと
傲慢アルファの
強引な結婚

著:椎名サクラ
イラスト:緒花

KADOKAWA/ルビーコレクション

発売日:2026年10月01日

書影

STORY

愛し方を知らない御曹司α×愛を知らないオメガ

「オメガとこうして話すのですら穢らわしい」
過去の出来事からオメガ嫌いになった御曹司・耀一郎は、社長就任の条件が「結婚」であったため、やむなく取引先の社長令息でオメガの樟を娶る。オメガへの偏見から樟に冷たく当たり、時機がきたら離婚すればいいと思っていた耀一郎だったが、樟が高熱で倒れたことをきっかけに、彼が実家で冷遇され、ひどい虐待を受けていたことを知る。ようやく自身の過ちに気づいた耀一郎は後悔に苛まれ、樟を守ることを誓う。そして、いつしか樟を愛してしまっていることに気付くが…?

特典情報

有償特典アクリルコースター

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コミコミ特典SS小冊子

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©Sakura Shiina 2026 イラスト/緒花

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