ずっと使っていたペンネームを覚えやすいようにアレンジしました。

前作『まちのヤクザとパン屋さん』の続編になります。
前作では、パン屋めぐりが趣味のインテリヤクザがうっかりイケメンパン屋さんに抱かれてしまい、
そのまま紆余曲折あって恋人になるお話でした。「気軽に読んでいただけるヤクザラブコメ」を意識して作りました。
続編の今作ではヤクザの組を継ぐことになった2人（前作を読んでいただけると嬉しいです）
の前にライバル店とライバル組が立ちはだかり、そこでひと悶着ありつつ、さらに2人がラブラブになる内容になっていると思います。
物語中に美味しいパンもたくさん出てきます。

前作で完結のつもりだったのですが、単行本を発行してから暫くしても重版していただいたり、
続編が見たいというレビューや感想をいただけていたこともあり、続きを考えるようになりました。
担当さんもずっと続編をやろうと声をかけてくださっていたので、続編の内容はスッと決まりました。

「どういう内容にするか」「雰囲気」「キャラクター」と「タイトル」が同時くらいで、そのあと「プロット作り」に入ることが多いです。

前作の時は、タイトルを見てパッと組み合わせがわかりやすいものがいいと思っていて最初の打合せの時に案を出したら、担当さんがふたつ返事でＯＫしてくれました。
「極」は極道の極でもあるし、食べ物でも極まって美味しいものに「極」ってよく使われていると思うので、そんな意味をこめました。

攻めの綾瀬は優しげに見えるけれど実はクセ者ドS、の肉体派イケメン年下パン屋、
受けの羽鳥は気だるげツンデレ男前美人インテリヤクザ（仕事人間で無趣味だけどパンが好き）、です。

羽鳥さんは「こんなヤクザ絶対いないんだけどこんな綺麗で可愛いヤクザいたら萌えるな」という気持ちでキャラデザや設定を作りました。
綾瀬は目が死んでる感じとか垂れ目とか好みの要素を詰めています。

優しげSのパン屋×気だるげツン美人ヤクザのカップルです。
羽鳥さんはとにかく色気美人に、でも男としてのかっこよさも同時にあるようにいつも作画を気をつけていました。

前作で羽鳥さんが監禁されて危うく〇〇されかけるのをやりたかったのですが今作でやれてよかったと思います。
Hシーンは袴Hから駅弁までがんばりました。

羽鳥さんは言動が動かしやすく、綾瀬は顔が描きやすいので前作の時からキャラに助けられてるなと思ってます。
今回新キャラも出してみたんですがそちらの塩梅が難しかったです…。
あと綾瀬を闇の方向に行かせたくて仕方なかったのですが…やりすぎないようにしたと思います。

YouTube用のボイスつき動画を作っていただいたのですが、すごくイケボで汗と元気がでました！

飼い猫を吸うことです。
あとお風呂が好きなので入浴剤を入れて長めに入って汗をかきます。
最近はいろいろゲームにはまってます。

攻めがどこか危険な男なのが好きなのかなあ…と。
あとちょっとした体格差や、属性が正反対のBLが好きです。

「エンタメとしてBLの読者さんに楽しんでいただけるようにすること」
それと「自分の描きたいこだわりが合致するように努力すること」を意識するようになりました。

吸血鬼ものをずっとやりたいと思っていて、他誌さんですが連載が始まりますので、がんばりたいです。

前作『まちのヤクザとパン屋さん』を応援してくださった方、本当にありがとうございました。
応援の声のおかげで続編を出すことができました。読んで楽しんでいただけたらとても嬉しいです！
まだ前作を読んだことがない方も、ぜひシリーズで合わせて手に取っていただきたいです…！