デビュー当時からビーボーイさんで連載することが夢だったので、何事も挑戦！と思って思い切って応募させて頂きました。
あと描きたいネタが溢れていたのも理由の一つです。

ネタがたくさんあったのでどれを見てもらおうか悩みました。
コンテスト、と言う名前ではありますが、ハッシュタグを見ればたくさんの作品を拝見できたので参加する心とは別にとても楽しむことができました。
続き読みたい〜と思うものばかりで楽しむと同時に自分も頑張ろう…と気持ちを鼓舞させてました笑

この時は本当に信じられなくて、夢だと思いました。
なので一目散で母に報告に行き、話してるうちに現実味を帯びてきて大泣きしました。笑
リブレさんでコミックスは出して頂いているのですが、連載は全く別の話なので心から嬉しかったです。
それから数日はふわふわした気持ちでした。
何度もいただいた連絡を確認しました笑

一見幸せそうな父親の蓮、母親の祐也、一人息子の真（さな）の３人家族なのですが、実は仮初のもので、母親の祐也にそっくりな真は祐也の双子の兄、祐真と蓮の子供であり、真を産んですぐに姿を消した祐真の代わりを祐也が内緒でしている…というお話です。
言葉で説明するとすごいこんがらがってる話だなと改めて思います笑
祐也はなんで代わりでいるのか、祐真はなんで出て行ったのか、蓮の真意は何か…というが物語の肝だと思います。

小さくて音がかわいい…という印象からです…実物がちょっとでかいので…

３０個くらい案を考えて、その中から厳選した５個くらいから相談して決めたんですが、夜寝る前にふと思いついたものでもあります。
私は実家で過ごすことが多いんですが（家族大好きなので）おやすみって家族、または誰かいないと言えないことだなと思って、思いつきました。
タイトル回収もバッチリされてるので是非最後まで読んで頂きたいです！笑
他のは今見返すと笑えてくるタイトルばっかりなので黒歴史帳に入れておきます…笑

いつもプロットから考えます。
考えるというよりぽっと浮かんでくる…イメージです。

さなを………めちゃくちゃ頑張って描いたので…見て欲しいですかね…あのくらいの年齢の子供ってめちゃくちゃ頭身が狂うので宇宙人描いてる気分になりながらも、物語の展開が辛いものばかりだったのでせめてさなだけは幸せそうに笑ってて欲しかったです…。
ただ、歳の離れたいとこにちょうどさなくらいの子供がいてめちゃくちゃ懐いてくれてて写真をいっぱい撮っていたので資料には困りませんでした笑
蓮がビジュアル的に好みではなかったのですが、祐也を保育園に助けに来てくれたところは描いた自分でも良い男かも…と思えました笑

先ほども書きましたが蓮のビジュアルが好きではなく、この作品は元々６pのSNSに載せた漫画だったのですが蓮だけキャラデザを思いっきり変えました。
真面目そうだけどなんでもできてかっこいい攻めを目指しました…
名前の由来は作中にも出てきますが、祐真と蓮の子供なので、祐真から「真」、蓮が一文字で漢字の名前なので真（さな）になりました。
これは当初から変わってない設定です。
双子なので祐也と祐真は似てるのがいいな〜と思いついた名前です。
それから細かいところですが、祐真と双子とはいえ祐也はαなので、身長を175くらいに設定してます。
なので祐真も175です。
Ωなのに大きめです。

α×αなので普通なら惹かれ合わない間柄なのですが、お互いの人間性に惹かれあってる上でΩの祐真がいて、立場とか世間体に揺れるオメガバースの醍醐味のような展開も切なく描きたくて、そこはとてもこだわりました。
特に双子でαとΩなのでどこをこと感情の判断基準にするのかというのが明確で、でも感情だからこそ不明瞭で曖昧で…思いが強いからこそ生まれる溝を描けていたら嬉しいなと思います。

なんでもできる頼れるぱぱα×気遣いしいの身代わりままα

蓮はできるだけラフスタイルで、公園に子供連れてきてたら憧れるぱぱ像を目指しました（何それ）できるサラリーマン…なイメージです。
祐也はΩのフリをしてるので、ママ友会の時、噛み痕があるよ〜というカモフラージュの保護シートをうなじに貼ってます。
気づいてくれた人…いないですが…笑
細かいこだわりなのでよかったら見てみてください笑　
あとは祐也と祐真と真を描き分けに個性を入れようと頑張ったくらいです…祐真はΩなのを隠してないので首が空いた服を普通に着てます。
首輪は必須ですが…そのうち本命の人と番ってくれると思います。

基本的にプロット通りに進んだことがないので…なんとも申し難いですが、思っていたより祐也が感情表現豊かだな〜と思ったり、一番初めてだなと思ったのはキャラの二人が喧嘩したことです。
いつも私が描くキャラクターは片方が優しすぎるので喧嘩にならないのですが、幼馴染ということもありなんでも知ってる間柄だからこそ、本気で言い合えて喧嘩してるな〜と感心しました。（？）
一番近くにいたからこそ、言葉にしないと伝わらないこともあるし、あえて理解しないようにしてる感情もあるなと描いていてとても楽しかったのを覚えてます。
さなは思っていた以上にいい子に育ったので安心しました笑

今作ではあまり動かしてる感覚がない子達ばかりでした。
勝手に動いていくのでそれを追ってネームに起こす…という感じです。
セリフも考えたものはほぼありません…と言っても描いてるのは私なので考えてはいると思うのですが…説明が難しいですね…

液タブのコンセントを実家に忘れてきて大惨事だったことですね…そんなとこ外れる？？？？ってところが外れてたみたいで、本体もペンもあるのに何もできないっていう地獄でした。
担当さんに泣きついて探し回った結果、全く新しいおんなじモデルをもう一台買いました。
いつでもアホなんです…ほんと…成長したいです…

拙作のドラマCDが最高の癒しです…今回２ヶ月連続刊行だったのですが、年内５冊刊行でもあったのでキッチキチなことが多く、現実逃避と、夢（ドラマCD化）を摂取するには一番でした笑
そして相変わらず筋肉がつきやすい体してるのでズボンが入らなくならない程度に散歩して鍛えてます。

なんでも美味しく頂けるので逆におすすめ教えて欲しいです…ただギャップ萌えはなんであってもすごい好きです。笑

キャラクターが生きてる世界線であること、自分が楽しいと思えること、そして読んだあと何か感じられるものを描く、というのは忘れないようにしてます。
漫画って究極論生きてく上でなくてもいいものに分類されてしまうので、読者さんがせっかく割いてくれた時間を意味のないものにしたくないと思って描いてます。

これも私が聞きたいですね〜〜〜！！！笑
描きたいものは結構溢れてるんですが、私が描きたいものって結構マニアックなのでプロット見せると基本「重っ」って言われるので…笑
キラキラしてる世界が好きなのでモデルとか芸能界…ですかね…？

ふと浮かんで描いた６pの漫画が２６０p超えの本になるとは…本当に感無量です。
こういうテーマの話がすごく好みなので私は描いていて楽しかったのですが、どうしても読者さんたちをジェットコースターに乗せてしまうので…大丈夫かな…と悶々していたのが昨日のことのようです。
ただその分とっても満足のいく作品になったので、たっぷり楽しんでもらえたら嬉しいです！
太さが鈍器なので護身用にも◎笑　

ここまで読んでくださりありがとうございました！
そしていつも本当にありがとうございます！！
じわじわ温めてやっと形になることができました。
感情が迷子になりそうな展開の多い作品ですが、最後は幸せな気持ちになれると思いますので安心して読んでもらえたらと思います。
私はこうして漫画で伝えることしかできませんが、皆さんの毎日の少しでも癒しのなりますように…