『くちべたとさえずり』発売記念 髙木綿先生インタビュー&お試し読みページ

帯入れ込みイメージ

インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

おばあちゃんこだったので、おばあちゃんからあやかりました。あとは画数がよさそうだったので。

今作『くちべたとさえずり』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

ちょっと暗めというかとっつきにくそうなプロットを先に2案出したんですが、明るめの話で考え直そうとなりまして、お風呂に入っている時にふと「文鳥」が浮かんだので、そこからおしゃべりするならセキセイインコかな…という感じでできました。

今作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

最初は『リップの伝言』というタイトルで一点突破しようとしたのですが、某ヒット曲を彷彿とするということでボツになり、5案くらい出した中から編集部アンケートで決まりました。

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

基本はプロットから先にできますが、タイトルだけのストックもたくさんあります。

『くちべたとさえずり』は、どんな物語でしょうか?

くちべたな年下インコ系男子(攻め)が年上コミュ強男子(受け)に言葉を教えてもらう、おねショタ(意訳)です。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

「ペットを出すと楽しくてどんどん出番を増やしてしまいがちなので気を付けてください」と最初に忠告してくださった担当さんが出番を欲しがるようになったセキセイインコのリップが見どころです。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)

全体的にとっつきやすさを意識して考えていたので、槙野はとくべつ美人であるとか印象的なタイプではなく、いたって普通だけどなんだか魅力を感じるキャラにしたいなと思っていました。逆に有川は恵まれているのに自ら凡に収まっているタイプです。有川の名前はたまたま乗ったバスの運転手さんの名字が目に入って、いい名字だな…と。透里は最初トウリという読みだったのですが、鳥だしということでトリ→トーリ→トオリになりました。自分でもよくわからないこだわりです。リップは最初に提案したタイトルが『リップの伝言』だったのでそのまま残りました。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか? 

攻めの有川は見た目に反してとても消極的ですが、そのぶん伸びしろが無限で将来有望です。
槙野は天然というより、気に留めないこともできるドライな部分があるのですが、そのあたりは描ききれませんでした。

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。
(服装・持ち物・ヘアスタイルなど)

槙野はマメなのでバッグを気分で変えます。特に意識していなかったのですが、フレンチカジュアルな服が多くなりました。
有川はファッションにあまり興味がなく、動きやすいアウトドアやスポーツブランドを好みます。服や身の回りのものは従兄弟(ボランティア先の柄シャツの男)経由での貰い物が多いですが、無地じゃない服はほぼ着ません。2話のボウリングシャツは有川にしては頑張ったほうで、槙野とのお出かけは貰った服を引っ張り出して着ています。常に靴がちょい野暮ったいのがこだわりポイントです。

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

いちばんの苦労者は槙野かなと思います。有川があまりにもだもだしているので、頑張ってもらいました。

髙木綿先生の中で、連載当初と回を重ねるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?

プロットは各話で細かく変えていくタイプなので、当初からはそれなりに変わったと思います。描いてみると有川が想定よりへなちょこで、カッコイイところを見てもらわねば!ということで3話ができました。

お気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?

基本的には会話でストーリーが組み上がっていくタイプなので、むしろ勝手に進んでいく感覚で思い通りにならないというほどのことはまだ経験がないですが、有川みたいなキャラだと、5話でくっつくのか…?とはなりました。
口が悪かったり卑屈なキャラも好きなので今後チャレンジしたいです。それこそ思い通りに動いてくれなさそうですが…。

BL作品を描かれる際に、ここが好き!外せない!など特に意識されていることがありますか?

肉と肉が触れ合う妙が好きなので、そういう点でも手の描き方はけっこう重要視しています。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

以前からバードウォッチングをしてみたかったのですが、今作を機に辛抱たまらずカメラを持って近所で野鳥探索をはじめました。我流で試行錯誤ですが楽しいしうえに運動にもなるので、まさに一石二鳥です。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

シチュエーションや設定よりも、些細なしぐさや描写にグッときます。キャラはそれなりにイカレててほしいですね。あとはマッスル…萌えます。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

むしろ出来ないことまでいろいろと意識しすぎたのが反省点です。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

連載のお話をいただいて一発目に出したプロットがキワモノすぎてNGになったのですが、もうちょっと技量がついたら同人でもいいので描きたいなと思っています。あとは妖怪や民俗に興味があるので勉強してチャレンジしたいです。

読者様にメッセージをお願いします。

はじめまして!髙木綿と書いてタカキワタと読みます。
興味を持っていただきありがとうございます!インコ系男子の世界へようこそおいでませ!!

くちべたとさえずり

髙木綿

コアマガジン/ drapコミックスDX

発売日: 2025年06月25日

書影

STORY

バイト先の後輩・有川に、なんとなく嫌われている感じがしている槙野。

目を合わせれば逸らされるし、話しかけても硬い反応ばかり。
そんな様子にしょんぼりしていた槙野に転機が訪れる。
なんと、ひょんなキッカケから有川が飼っているインコ・リップを預かることに!
有川と仲良くなるチャンス!と思っていた槙野だったけど、おもむろにリップが『マキノサンスキダアーカワイ』と囁いて…?

お試し読み一部公開!

くちべたとさえずり

※画像右側をクリックすると次のページに移動します。

※画像右側をタップすると次のページに移動します。

この続きはコミックをチェック♪

特典情報

コミコミ特典4Pリーフレット

4Pリーフレット

商品ページはこちら

※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©︎髙木綿/コアマガジン

TOP