「ブルーバードリーダー 上・下」発売記念 たなと先生インタビューページ

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インタビュー

作品の紹介をお願いいたします。

とある国の海辺の研究所に研究員として所属しているミステリアスな青年と生真面目な研究者の稀有な恋愛模様を、ふたりそれぞれの視点から描いた物語です。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?キャラクターの魅力とあわせて教えてください。

攻めのシンは、口数が少なく何を考えているのかわからないようなところがありますが、鷹揚な性格をしています。
受けのキーランは仕事一筋の科学者で、神経質な面がありますが周囲とのコミュニケーションは難なくとれます。しかし、シンの前でだけはずっとツンツンしているという。

今作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか?
また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

学生時代から好きな AncientGreeks というバンドの楽曲タイトル『Barefoot Hymn (Bluebird Reader)』から、"ブルーバードリーダー"の部分だけを抜き出して使わせてもらいました。
語感が好きだしいろんな想像ができる言葉だな、などという理由で勝手にお借りしたのですが、後に作品の内容がどんどんタイトルに寄って行くことに…。

先生の作品は学生や若い青年たちを主人公にした作品が多い印象がありますが、今回は大人同士の物語でした。
本作はどのようなきっかけから生まれたのでしょうか。

今まで描いてきたものからガラッと印象を変えた作品をひとつ作ってみたい、という思いがきっかけだったと記憶しています。
また、自分自身の年齢が若者からずいぶん離れ、描きたいもの・描けそうだと感じるものが変化してきたということも、大人を主人公にした理由のうちのひとつでした。

今作は、読み返すたびに新たな発見や感情が生まれる作品だと感じました。
こうした物語の構成はどのように組み立てられているのでしょうか。

謎を中心にした物語を作ることが初めてで不安な気持ちがあったため、そのように感じていただけたと知りとても安心しました。
今作は、物語の長さ(上下巻の構成にすること)と謎を明かすタイミングをあらかじめ決めておき、全話分のプロットを大まかに組み立て、話数が進むごとに付け足す・削る部分を考える…という風に話作りを進めていきました。

キャラクター同士の距離感や感情の変化が非常に繊細に描かれていました。
そうした関係性を表現するうえで、先生が大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

今作を描くにあたって、担当さんと相談して「ボーイズラブの"ラブ"の部分をしっかり描こう」という目標を設け、ふたりの恋愛以外の部分(日常生活・仕事の内容・脇役の描写など)にあまり大きくスポットを当てないように気を付けました。
結果キーランとシンのやりとりの量が増え、それがふたりの関係性の妙な細かさに繋がったのかなと思っています。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです。

数年前、和山やま先生に対談をしてもらった際「眼鏡受けのBLを描きます」とお伝えした記憶があり、今こそ約束を果たそうということで考えた眼鏡キャラがキーランでした。彼の名前(Kieran)は、気鋭の研究者だしキリっとした語感がいいな、そしたらキーランかな。キラーンとしてるし(^ワ^) という感じで、日本語話者の感覚一本で決めてしまいました(キーランという名前自体は、サッカーのプレミアリーグで知り、いつかどこかで使えたらと思っていました)。
シン(Sinh)の方も、実際に使われている名前にしたく、インターネットでアジア圏のお名前情報を調べて決めました。

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
服装や持ち物、ヘアスタイルなどのデザインで意識されたことがありましたら教えてください。

物語の時代設定が近未来なので、ある時代を象徴するような流行の服装や持ち物をなるべく登場させないように心掛けました。が、結局それ以外に大きなこだわりもなく、全体的に自分の手癖でものを描いてしまったなあと反省しきりです。

この作品を読んで身近な人との時間やつながりについて改めて考えるきっかけをいただきました。
先生はこの作品を通して、読者にどのようなことを感じてもらえたら嬉しいですか。

自由にいろんなことを感じてもらうのが最高の状態と思いますが、欲を言うと、やっぱりキーランとシンの関係に萌え(死語?)てもらえたら物凄く嬉しいです。

執筆中の印象的なエピソードや裏話がありましたらお聞かせください。

連載初期の頃『ANIMAL WELL』というめちゃくちゃ面白いゲームを夢中でプレイしており、その世界観から影響を受けて出来上がったのが…第2話(単行本では第1話)のカラー扉です!

先生ご自身が特に気に入っているシーンや、読者の皆さまに注目してほしいポイントがあれば教えてください。

ラストシーンをいたく気に入っています。この終わり方で行こう、と決まった時には個人的な理由で気落ちするほどだったのですが、それも今では良い思い出です。

たなと先生の中で連載当初と回を重ねるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?

特に大きく変化がしたのが「物語の規模」で、打ち合わせによって自分ひとりで考えていたものの倍の倍ぐらいの大きさまで膨らますことができました。担当さんに感謝!
キャラクターについても、「この人はこんな顔をするんだ」「こういうところで強気に出るんだ」等々、話が進んでいくほどに多くの発見がありとても面白かったです。

BL作品を描かれる際に、ここが好き!外せない!など特に意識されていることがありますか?

カップルのキスシーンを描いているとき、ラブがメインのジャンルの漫画を描いていて本当に良かったと心から思えるので、ラブラブなふたりの幸せそうなキスシーンだけは何が何でも描きたい!と思っています!

今後の作品で挑戦してみたいテーマやモチーフはありますか?

中年~壮年の人間をいっぱい描きたい…。という気持ちが芽生えつつあります。

最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いいたします。

皆様こんにちは、たなと と申します。今回、いつもとは異なる味(に、なっているといいのですが)の物語に挑戦しました。インタビューの最後にこんなことを言って申し訳ありませんが、大筋を知らないまま読むのがイチバンな作品かと思いますので、ネタバレ無しの状態でお手に取ってもらえることを願うばかりです。
上下巻と少々量がありますが、どうか最後まで楽しんでいただけますように!

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ブルーバードリーダー(上)(下)

たなと

ホーム社/eyesコミックス

発売日:2026年08月25日

ブルーバードリーダー(上)
ブルーバードリーダー(下)

上巻あらすじ

『ひたむきに愛することだけが、私にできる全てだった』

海辺の研究所で長く働くシンは、新任の青年・キーランと、ある研究のパートナーを組むことになった。
どこか頑なな態度を崩さないキーランに興味を抱いたシン。
やがて——二人は愛し合う関係へと至った。
公私ともに支え合いながら、穏やかで満ち足りた日々を送る二人。
しかしある時、キーランがふと口にした“願い”。
それは、シンには決して叶えられないものだった……。

ミステリアスな異邦人×生真面目な研究者——
理性と衝動がせめぎあう、ストレンジ・ボーイズラブ!

下巻あらすじ

『止まっていた時間が、再び動き出す』

ある日を境に、シンはキーランの前から姿を消した。
契約に縛られ、捜すことすら許されないキーラン。それでも彼は、シンと交わした“約束”の研究をひたすらに続けていた。
一年が経ち、シンへの想いに区切りをつけようと決めた矢先、突如、シンからの着信が入り……!?

愛を貫いた男が手にした未来とは?
理性と衝動がせめぎあう、ストレンジ・ボーイズラブ、完結!

特典情報

2冊セット有償特典12P小冊子

2冊セット購入特典・コミコミ特典4Pリーフレット

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

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