『勅命結婚 恋と縁』発売記念 市川紗弓先生インタビューページ

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インタビュー

『勅命結婚 恋と縁』は、どんな物語でしょうか?

和風シンデレラ婚姻譚です。
忌まわしい体質ゆえに虐げられて育った主人公・蓮が、若きエリート軍人・征士郎との結婚を命じられ、恋を知ることによって生まれ変わります。
お互いの存在が人生の希望となり、運命の絆を結ぶまでの物語です。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

主人公・蓮(受け)は瘴気を吸収する力を持っており、「穢れた身体」と蔑まれて育ちました。
傷つくことに慣れてしまい、自分の痛みについては鈍感。一方で他人の痛みには敏感であり、苦しむ人に寄り添いたいと考える青年です。
怨霊相手に日々戦う征士郎(攻め)は、冷静かつ合理的なエリート軍人。
蓮を結婚相手に選んだのも「霊力が高そうだったから」という打算的な理由ですが、彼の清らかな心に触れ、次第に守りたいと思うようになります。

イラストの榊空也先生が、蓮の奥ゆかしさと征士郎の不器用な優しさを、とても美しく表現してくださいました。

メインカップルを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

受けと攻めはそれぞれ、秘密と痛みを抱えています。
そのためどちらか一方ではなく、互いに救われる物語にしようと決めていました。
恋することで傷を癒し、殻を破り、人生をともに歩んでいく。
二人が結婚というものにどう向き合い、どんなふうに変わっていくのか、見守っていただけるとありがたいです。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

攻めの視点も交えながらストーリーが進みますので、二人の気持ちの変化を楽しんでいただけたらと思います。
受けは「身売り同然の結婚」。攻めは「上司である帝に命じられた(=勅命による)結婚」。
最初はよそよそしかった二人が、恋心を自覚したあとに見せる初々しいやりとりや、両想いになってからのラブラブぶりを見ていただけると嬉しいです。

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

苦労と言うほどではありませんが、初稿で征士郎(攻め)をドライな性格に書きすぎてしまい、修正したことは印象に残っています。
担当さんのご助言のおかげで、人情を忘れさせずにすみました。

楽しかった点はメインの二人以外ですと、サブキャラの「花菱実光」という、攻めの友人が出てくるシーンでしょうか。
恋愛にはとことん疎い攻めに発破をかけつつ、「自分は攻めに釣り合わない」と引け目を感じている受けの背中を、力強く押してくれる人物(イケメン御曹司)です。

執筆中のエピソードや裏話などがありましたら、お聞かせください。

作中に出てくるものを食べることが多いです。
今回はアイスクリーム(バニラ)、カステラ、コロッケ、お赤飯などを食べました。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

読み終わったあと、元気が出てくる作品になるように……と心がけています。
昔、毎週のように出張してヘトヘトになっていたとき、帰りの車内でよくBL小説を読んでいました。
一時でも疲れを忘れて没頭できる、そんな作品を書けるようになるのが目標です。

読者様にメッセージをお願いします。

はじめましての皆さまも、既刊でお目にかかっている皆さまも、ここまでお読みくださりありがとうございました。

『勅命結婚 恋と縁』は直球のシンデレラストーリーです。主人公は冒頭から激しくいびられていますが、もちろんハッピーエンドですので、その点についてはご安心ください。
現実を忘れたいと思ったときや、運命の恋に浸りたくなったとき。そのお伴に本作を選んでいただけましたら、これ以上の喜びはありません。
どうぞよろしくお願いいたします。

勅命結婚 恋と縁

著:市川紗弓/イラスト:榊空也

KADOKAWA/ルビー文庫

発売日:2026年04月01日

書影

STORY

その縁組は、忌み嫌われた青年に奇跡の幸運をもたらす――。
婚姻からはじまる和風シンデレラストーリー!!

瘴気を吸収する体質の蓮は、伯父一家から“穢れた存在”として虐げられ、能力だけを搾取されてきた。ある日、蓮が吸収しきれないほどの穢れに遭い危機に陥った時、突然一人の男が現れ、怨霊を瞬時に斬り裂いた。男は怨霊討伐を担う帝室直轄の特務機関――通称S機関のエリート将校・阿望征士郎だった。蓮の霊力の高さを見抜いた征士郎は、後日突然縁組を申し込んでくる。名家との縁組に差し出された蓮だが、阿望家で人間として扱われることで笑顔を取り戻し、征士郎とも少しずつ心を通わせていって…?

特典情報

有償特典アクリルコースター

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コミコミ特典SS

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

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