『この旅が終わる頃』発売記念 喃喃先生インタビューページ

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インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

口癖の「何なん?」が由来で、そこから派生しました。
当時は創作もしておらず適当につけたTwitter名だったので、図らずも長い付き合いになりました。

新作『この旅が終わる頃』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

数年前、気になっていた伊豆大島をひとり旅してきたのですが、あまりにも好きすぎて絶対に描かねばとなり、旅行中にプロットが出来ました。
当時コミックス発売直後にXアカウントがシャドウバンされ告知が出来ずやさぐれていたのですが、新たな創作に意識が向き心が救われました。

新作『この旅が終わる頃』は、どんな物語でしょうか?

歳を重ねるごとに色々まとってしまった大人たちを、これからさらに幸せに過ごしてもらうため、人生が変わる旅に連れ出してみました。
という感じのお話です。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

旅が終わりに向かうにつれ変わっていくふたりを、素晴らしい伊豆大島の景色と共に楽しんでいただきたいです。

メインカップルのご紹介と彼らを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

18歳で出逢い、現在36歳。人生の半分を親友として並んでいるふたりです。
しかし片方は同期間を恋情を抱えており、けれど関係を壊したくないので絶対に悟らせないよう過ごしてきたという、ある種アンバランスな関係でした。

その関係を壊したらどう変わるのか。
静かに観察するような気持ちで描きました。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

受の氷見(ひみ)は感情が表に現れにくいけど、情に厚い(ようでそうでもなかったりする)人です。
そして他人からの感情はおろか自分の感情にもだいぶ鈍感です。

一方、攻の喜多(きた)は社交的で誰からも好かれます。
ですが自分の気持ちの向き先は不動、誰にでも優しくて誰にも優しくない(ひとりを除いて)。
どんなに人当たりがよくても、氷見よりたちが悪いかもしれません。

どちらもややこしい人だと思いますが、私はそういう人達を描くのが好きです。

ちなみにふたり揃って個人事業主です。
氷見:大手税理士法人→独立して個人で税理士事務所を運営
喜多:メガバンク→海外放浪→アクセサリーデザイナーとして自身のブランドを運営

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。
(服装・持ち物・ヘアスタイルなど)

荷物多めが好きじゃない人たちのバックパック旅なので、装備少なめで着回しています。
喜多はアクセサリー好きなので多めにしましたが、ふたりとも旅向きアウトドア向きなものを着ていました。
一部多少めかしこむ必要がある場面もあり、シワが出来にくい洒落服を持っていっていましたが、足元は同じなままだったりします。

お気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?

これまでの作品全てそうなのですが、メインキャラのみならずサブキャラまですべからく愛しいです。
今作で言えば、喜多の友人のリンとシノは過去に色々あったんだろうなあ~と想像が膨らむふたりです。
サブキャラも皆それぞれの人生があるので、全員から身の上話を聞きたくなります。

18年間親友だったはずの関係が、旅の中で少しずつ変わり始める物語ですが、描くに当たって苦労した点、また、ここが好き!外せない!など特に意識されていることがありますか?

各所のグッドバイブスを余さず伝えるにはどうしたら…!とあれこれ難儀したりなど、背景はだいぶ時間をかけました。
でもその分説得力も上がったし、めちゃくちゃ楽しかったので苦労とは言えなさそうです。

冒頭から先制くらって平常でいられない氷見ですが、かといってずっと意識し続けるわけではなく。
普通に友達の気安い距離感で過ごし、また距離詰められて動揺し…という反復横跳びを一緒にニヤニヤしてほしいです。

執筆中のエピソードや裏話などがありましたら、お聞かせください。

取材と称して、執筆中にも複数回伊豆大島を訪れていました。
三原山一帯をトレッキングしたり、火山博物館を見学したり、島のグルメを堪能したりと、8割遊びに行っただけのような気もします。
今回はあまり描けなかったのですが、波浮港という昭和レトロの雰囲気を色濃く残した街並みも散策が捗るスポットです。
私自身もまだ行けていない場所があるし、次はコミックスを携えてなるはやで再訪しようと思っています。皆様も是非。

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

食べることが癒しで、プロット&ネーム中以外は大体いつでも、何を食べようか考えています。
W杯を見ていたらガチタコスが食べたくなりタコス屋さんを探したり、ポップコーン食べたさに映画館に行ったりと、ほとんど家から出ないのに食が絡むと活動的になります。
これからも食べたい時に食べたいものが食べれるよう、運動続けなければ…と思う毎日です。(運動自体は好きではない)

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

『この旅』は7冊目ですが、自作品を振り返ると「最終的に溺愛攻」「ハピエン保証」くらいしか共通点がないほど、自由に描かせていただきました。
これからもその2点を看板メニューに掲げ、今後も色んな味わいの作品を描いていきたいです。

逆に言うと、そこ以外は毎回変化球を投げまくりたいです。

読者様にメッセージをお願いします。

はじめましての方も、また会えましたねの方もこんにちは。喃喃です。

皆様、旅はお好きですか?
私は大人になってから好きになりました。
家にいたらずっと仕事をしてしまう私にとって、休みを取る唯一の方法が旅です。

私をはじめ多くの人にとって旅は非日常かと思いますが、非日常に飛び込んだ時、人の欲望はむきだしになりがちです。
そんな旅の間に芽生えた感情は、日常に戻ったらどうなるのでしょうか。

今作の冒頭からして、もう元のふたりには戻れないふたりです。
なかったことにするのか、風化するのを待つのか、はたまた。

始まりには終わりがあり、終わったらまた始まっていきます。
非日常を終えたふたりが日常に戻る時、どんな日々が始まるのか。
ふたりと旅するように、楽しんでもらえましたら嬉しいです。

そして本作を気に入っていただけましたら、是非伊豆大島を訪れてみてください。
ご紹介出来なかった素敵な場所や食べ物がたくさんあるのです。
本作片手に、ふたりの見た景色を追体験していただけましたら嬉しいです。

この旅が終わる頃

喃喃

リブレ/ビーボーイコミックスデラックス

発売日:2026年09月10日

書影

STORY

「この旅が終わるまでに、お前のこと落とすから」

36歳にして嫁の浮気で離婚した氷見は大学時代からの親友・喜多に誘われ、島へと旅に行くことに。
ところが、出発早々喜多から突然の熱烈告白をされて!?
18年間、一番大事な親友だった関係が、旅を共にするうち、少しずつ変わり始める。
旅の終わり、二人の関係がたどり着く先は――
アラフォー男たちの、心を焦がす島旅BL

特典情報

有償特典12P小冊子

+

コミコミ特典クリアイラストカード

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

©Nannan/libre

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