STORY
立場逆転Dom/Subユニバース!
社長令息でSubの伊織は街中でグレアを浴びて体調を崩したところをDomの昴生に助けられる。昴生とは中学時代に同級生だったが、すれ違いから疎遠になっていた。しかし再会を果たした矢先、事故に巻き込まれて漫画の世界に転移してしまう。物語の王国で昴生は「無能王子」、伊織はその従者になるが、作中では二人とも死んでしまうという。運命を変えるため次期国王を決める選挙での勝利を目指すが、伊織は軽薄な昂生に反発を覚える。だが、コマンドを通して昂生の優しさに触れ…?

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。
「ラフ(大まか・ざっくり)」という言葉が好きで、さらにPNを考えていた時、友人の「野良で頑張ってる(どこにも所属してない)」という発言が面白くて、その二つが合わさって、という感じです。
今回の賞に応募したいきさつを教えてください。
以前から好きな作品を多く刊行されている出版社だったため、ぜひ挑戦してみたいと思い応募しました。
受賞のご連絡が来た時のお気持ちは?
もちろん驚きもありましたが、昂生や伊織たちのお話を本にしていただけることへの喜びが大きかったです。
今作は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?
異世界ものに初挑戦しようと思ったのが始まりです。
ファンタジーや異世界のお話はあまり読んだこともなく、書けるか不安でしたが、最初から最後までとても楽しく執筆できました。
『無能王子と優秀な従者のエンドマーク』は、どんな物語でしょうか?
異世界転移・Dom/Sub・同級生再会ものと設定盛りだくさんなお話です。
現代で事故に遭った完璧主義の御曹司・伊織(受)と、因縁の同級生・昂生(攻)が、漫画の王国へ転移し、生き残る=選挙に勝つために奮闘する物語です。
最初は反発し合う二人が、異世界では従者と王子となり、過去の傷を乗り越えて絆を深めていきます。
今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。
特に好きなシーンは、伊織と昂生がトマスという少年と出会うシーンです。
このシーンは伊織と昂生、それぞれのキャラクターの核が出ているシーンだと思います。
主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)
伊織:キャライメージを固めている時、色々な曲を聴くことが多いのですが、ある洋楽を聴き、「あなたは皆の夢を集めたみたいな子」のような歌詞から「これだ!」と伊織のキャラクターが完成しました。
名前の由来は「織」という字をいれたくて考えました。
昂生:とある邦楽を聴いて、相手を熱く深く欲しているような歌詞から、イメージが完成しました。
名前の由来は「こうせい」という響きから決まり、漢字を考えました。
メインカップルのご紹介と彼らを描く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?
溺愛っぷりを隠さず全部出す攻めと、言葉と包容力で溺愛っぷりを隠す受けです。
反発から信頼への過程を丁寧に書くことと、主従やDom/Subだけではない対等さがしっかり伝わるよう意識しました。
メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?
伊織:完璧主義な美形御曹司という、私の好みど真ん中の強く美しい受けです。ツンデレぽさもあるかも……?
昂生:重い初恋を引きずりながら、どこか周りと距離を置いたように飄々と生きる隠れわんこ攻めです。
作品を描かれる際に、ここが好き!外せない!など特に意識されていることがありますか?
キャラクター同士の会話・セリフはすごく考えます。「~じゃん」「~でしょ」「~だろ」といった語尾だけを何度も書き直したり、「?」ある・なしも悩みます。
ウイットのある会話が好き&書いていて楽しいので、そこは一番意識しています。
癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?
気分転換は楽器を弾いたり、歌ったり。最近ハマっているのはジェノベーゼのパスタです。
BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?
萌えるのは、ギャップのあるキャラです。受けで綺麗だけど強くてスパダリとか、攻めでカッコいいけど可愛くて甘えたがりなど。
作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?
推理小説ばかり読んできたので、どうしても「ストーリーにひと捻りほしい」「読者さんを驚かせたい」「伏線いっぱい作ろう」となりがちです。
受けも攻めも、なんならサブキャラも、一人だけでも物語の主人公になれる、主人公として魅力があるキャラになるよう心がけて書いています。
カップルとしては、どちらか一方が守られる・支えられるではなく、互いに支え合い、守り合う対等な二人が好きです。
あとは何より絶対ハッピーエンド!
読者様にメッセージをお願いします。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
伊織と昂生が反発し合いながらも、異世界で力を合わせ、少しずつ互いを理解していく姿を楽しんでいただけたら嬉しいです。
二人の恋愛はもちろん、選挙をめぐる物語も含め、最後まで見届けていただけましたら幸いです。
この一冊が、皆さまにとって楽しい時間になりますように。
無能王子と優秀な従者のエンドマーク
KADOKAWA/ルビー文庫
発売日:2026年09月01日