『喫茶探偵 桜小路聖鷹の婚約』発売記念 釘宮つかさ先生特設ページ

帯入れ込みイメージ

インタビュー

新作『喫茶探偵 桜小路聖鷹の婚約』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

最初は、現代もので、ということだけ決まっていて、かっこいい攻めが探偵の真似事をするお話とかいいなーと思ってプロットを出させてもらいました。

新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

攻めの名前をタイトルに入れてみたいというのは前から思っていたので、それを入れていくつかタイトル案を出してみて、その中から担当様が決めてくれました。
続編を書かせてもらえたら、次は攻めの名前にプラスして「熱愛」か「結婚」とかにしたいと思います(笑)

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

タイトルはいつも最後まで決まらなくて、ぎりぎりまで悩みます。
せっかく出してもらえるので、なるべく素敵で内容にぴったり合ったタイトルにしたいと思って、いくつも考えてしまって、その中から決めていただくことも多いです。

新作『喫茶探偵 桜小路聖鷹の婚約』は、どんな物語でしょうか?

ほんの少しミステリー風なBLです。
御曹司の攻めは、子供の頃に父がとある事件に巻き込まれて亡くなり、その影響でなるべく人と関わらずにひっそり暮らしてきたのですが、つい困っている受けに必要以上に手を差し伸べてしまい、手放せなくなって……みたいな絆され攻め?的な始まりです。
攻めの名前がタイトルに入っているのですが、攻め自身はそれほど事件に関わりたいとは思っていなくて、受け+攻めの友人二人とチームで謎解きをしていくような感じのお話です。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

読みどころは、超絶イケメンなオーナーと美味しい珈琲、可愛い猫が出てくる、奇妙な名前とメニュー名の珈琲専門店?です。(珈琲風味の焼き立てスコーンが人気メニューです)
好きなシーンは、事情があってまだ両思いではない受けと攻めが一緒に眠るシーン(特にHなことはない)が何回かあるのですが、受けを癒そうとしつつ攻めのほうが癒されてしまう……みたいなシーンです。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです。

受け攻めは、二人とも別の意味で自分の名前にコンプレックスがあるキャラにしようと思って決めました。
攻めは画数が多くてかっこいい名前、受けは語感が可愛い感じだけど就職活動がしづらそうな名前(汗)という感じです。

メインカップルのご紹介と彼らを書く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

【攻め】
桜小路聖鷹さくらこうじきよたか
29歳=喫茶店の店主で、財閥御曹司の富豪

【受け】
山中咲莉やまなかひらり
19歳=奨学金でどうにか進学し、
アルバイト三昧の大学生

二人を書く上で気をつけたのは、受けが卑屈だと可哀想な感じになってしまう気がするので、お金に困っていても将来に夢を持って前向きに頑張っているふうにしようと思いました。
逆に、攻めはお金にはいっさい困らない人生だけど、それがゆえの苦しみをたくさん味わってきていて、今現在もそれほど幸せを感じていない……という凹凸感?みたいなところかなと思います。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

二人でくっつくと足りないところを補い合えて、ちょうどいい感じの受け攻め……になっていたらいいなと思います。

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。

攻めはシンプルで気に入った品を値段に関係なく購入して、少ないものを大事に使い回すタイプで、受けは懐的にあまり選択肢がないので、とにかく清潔感と価格重視です。

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

楽しかったのは、攻めのお店の場所は銀座の大通りの裏手あたりを想定してるのですが、その辺りのお店いろいろとか、そこに徒歩で通える場所にある攻めのマンションとかを検索することです。
(家賃がすごいお値段でした……!)
自分の苦労というわけではないのですが、今回は著者校で五校めくらいだったので、お話をよくするために時間をかけて丁寧に見てくださった担当様と校正者様には本当にいつも感謝しています。

お気に入りのキャラクターや書き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?

今作では女装すると超美人という設定の脇キャラが出てきまして、その人はよくしゃべって言いたいことをばんばん言うタイプなので、めちゃめちゃ書きやすかったです。(女装するけど攻めです)
モフモフキャラはだいたい書きやすいのですが、ミエルも書いていてとても楽しいキャラでした。

創作中は毎日、時間を決めて机に向かわれているのでしょうか?

いちおう決めてはいるのですが、あまりその通りにできません(汗) だんだん夜にずれ込んでいって、締め切り前は吸血鬼みたいな超夜型になってしまうことが多いです。

作品のアイディアなどは、どのような時に生まれるものでしょうか?

歩いているときとかぼんやりしているときなど、考えようと思っていないときに思いつくことが多い気がします。

最近読まれた小説・コミック・映画などでおすすめの作品はありますか?

BLは小説も漫画もたくさん読むのですが、どれも面白かったので決められず……その他だと「プロジェクト・ヘイル・メアリー」というSF小説がものすごく面白かったです。まったく予想もできないほど意外な展開の連続で、読み終えると生きる希望が湧いてくるようなバディものです。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

なんでも持っているけどちょっと欠けたところのある攻めが、ごくごく平凡だけどほんの少しだけ特別なところのある受けに惹かれてメロメロになるお話とかが好きです。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

目標としては、手元に残して何度も読み返してもらえるようなお話を目指したいと思っています。
あとできればメインキャラ(特に攻め)をすごく好きになってもらいたいので、なんらかの強烈な魅力のある感じにできたらと。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

謎解き風のお話はぜひまた書いてみたいです!
あと、邪悪で道を踏み外しそうな攻めが、受けによって改心するお話とかも書いてみたい気がします。

読者様にメッセージをお願いします。

読んで下さってありがとうございました!
久し振りに現代ものの新刊なのでどきどきなのですが、楽しんでいただけたら本当に嬉しいです。

喫茶探偵
桜小路聖鷹の婚約

著:釘宮つかさ
ill. みずかねりょう

オークラ出版/プリズム文庫

発売日:2023年08月23日

STORY

正直言って、そんなに殺したいなら、
僕だけなら殺されてやってもいいかなあ、
なんて思ってた

切れ者財閥御曹司
×
住み込みバイトの大学生

大学生の咲莉ひらりは、退学の危機に直面していた。
両親のいない咲莉を育ててくれた祖母が倒れてしまったのだ!
カツカツの暮らしの中で入院費を払い、バイトを詰め込んだものの、とうとう家賃を払うことができず、困り果てた咲莉は家主のもとへ嘆願に向かうことに。
そこで待っていたのは、喫茶店も営む超絶美形のマスター・聖鷹きよたかで、美味しいコーヒーを出す傍ら、常連客が持ち込んでくる様々な問題を華麗に解決していて……!?

出版社様コメント

ますます人気急上昇中の、釘宮つかさ先生の最新刊は、ライトミステリーBLです。登場するキャラクターの素敵さや、動物の可愛さにも定評のある釘宮先生ですが、もともとミステリーを読むのがお好きとのことで、編集部からお願いして書いていただきましたら、とっても面白い!
こちらも素敵なみずかねりょう先生のイラストとともに、お楽しみください♥

お試し読み一部公開!

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特典情報

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©️釘宮つかさ/みずかねりょう/オークラ出版 プリズム

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