新作『復讐の闘騎士』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか？
ここ数年、悪役令嬢をはじめとする異世界転生ものや回帰もの、憑依ものの漫画にはまってまして、自分でも書いてみたくなったのがきっかけです。読みたい話は自分で書けばいいじゃない！という感じで（笑）。
新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか？ また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。
『復讐』という言葉は使いたいなと思っていて、いろいろ考えているうちに『闇騎士』という単語がぱっと浮かびました。
創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか？
プロットが先です。タイトルはあとからで、なかなか決まらないことが多いです。
新作『復讐の闘騎士』は、どんな物語でしょうか？
大好きな回帰ものです。ざまぁ系を目指したのですがあまりざまぁ要素は出せませんでした（笑）。
今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。
読みどころは、なぜ回帰が起こったかの種明かし……でしょうか。
好きなシーンは、ヴィンセント皇太子のわかりやすい片想いシーンです（笑）。
そして何より！ 蓮川先生の描いてくださった美形ぞろいのキャラクターたちが見どころです！
メインカップルのご紹介と彼らを書く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか？
心の繋がりや惹かれていく経緯をとても楽しみながら書かせていただきました（詳しく書くとネタばれになってしまうのでこのくらいで……）。
メインキャラクターは、どんな二人（攻めと受け）ですか？
攻のリュシオンは神々しい（！）ほどの美貌の持ち主という、外見も能力も人間離れした感じです。受のルカは私の大好きな自覚のない美形で、もててることにも気づいていません。
苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか？
ファンタジー系はあまり書いたことがないので、時間や月日の単位はどうしたらいいのかと少々迷いました。あと、カタカナも使わないほうがいいのかな、とも。結構使っちゃってますが（笑）。
お気に入りのキャラクターや書き（動かし）やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか？
リュシオンは本当に動かしにくかったです。色っぽいシーンでは特に。お気に入りはヴィンセント。蓮川先生のキャララフを拝見してからは特にお気に入りとなりました♥
作品のアイディアなどは、どのような時に生まれるものでしょうか？
歩いているときとかお風呂に入っているときとかにネタを思いつき、その後机に座って考えに考える……という感じです。
癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか？
長年の宝塚ファンです。生でも配信でも夢の舞台を観ると即幸せな気持ちになれます（笑）。
ＢＬで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか？
当て馬が受に対して、いつまでも報われない思いを忘れられずにいるところ（鬼か・笑）
作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか？
読んでくださる方に少しでも楽しんでいただけるように、とそれを一番に考えています。
今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか？
回帰ものや転生ものは大好きなので、また挑戦したいです！
読者様にメッセージをお願いします。
いつも温かな応援を本当にありがとうございます！ おかげさまで昨年、20周年を迎えることができました。これからも少しでも楽しんでいただける作品を目指し精進して参ります。不束者ですが何卒よろしくお願い申し上げます！
復讐の闇騎士
幻冬舎/幻冬舎ルチル文庫
発売日：2023年09月19日
ルカは騎士採用試験で騎士になった男爵家の庶子。ある日、騎士のトーナメントに出場していたルカは、危ないところを助けてくれた第二皇子アンドレアにスカウトされて、汚れ仕事を請け負う闇の騎士となる。
母の身分が低く冷遇されているというアンドレアに心を寄せるルカ。
しかしそれはすべて嘘で、アンドレアは第一皇子の暗殺を企んでいたのだ。
命ぜられるまま第一皇子を暗殺、そしてアンドレアに毒殺されたルカだったが、トーナメントの日に回帰する。
アンドレアが現れる前にと逃げるルカは、氷の騎士といわれる帝国最高位の白騎士団団長・リュシオンに危機を救われる。リュシオンのもと、腕を磨くことになったルカ。
白の騎士団は皇帝と第一皇子を守る役を担っており、第一皇子との接点もできる。第一皇子を守るため、ルカはリュシオンに、自分が回帰者だということを打ち明け……!?
