『アルファの渇愛~パブリックスクールの恋~』発売記念 ゆりの菜櫻先生特設ページ

インタビュー

新作『アルファの渇愛~パブリックスクールの恋~』は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

義兄弟という関係が枷になっているけど、パブリックスクールの校風に合うような凛々しい感じの義兄弟カップルが書きたいなぁと思ったのがきっかけでした。

新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

二つ候補を上げていたのですが、最初に上げたものが採用されました。このシリーズは攻めの感情をタイトルにつけている感じです。

創作に入られる際、タイトルとプロットは、どちらを先にお決めになりますか?

プロットが先です。一応仮タイトルはつけるのですが、最終的に作品を書き上げてから、タイトルを決定します。

新作『アルファの渇愛~パブリックスクールの恋~』は、どんな物語でしょうか?
「パブリックスクールの恋」シリーズ続編、その辺りもチラリご紹介お願いします!

まったく血の繋がらない義兄弟の話です。攻めの義弟は義兄のために人生を歩んでいましたが、次第に欲が出きて……みたいな話になります。義弟は生徒総代のキングですが、実はシリーズ第一弾『アルファの耽溺』の主人公由葵の前のキングという関係になります。

今作の読みどころやお好きなシーンのご紹介をお願いします。

恋愛に絡んで出てくる学校行事でしょうか。今回は『フィフティーン・ドミトリーズ』というラグビーの大会(『アルファの執愛』で既出)の舞台裏を書きました。気に入っているシーンの一つです。

主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです。

攻めのレックスは、ラテン語で『王』という意味で、二つ名を考える時は、彼が銀の髪をしているので『星』をイメージして英語でアストラルに。ラテン語だと『ステラ』なのですが、私が『アストラルの王』のほうが響きが好きだったので、『星』は英語読みにしました。
受けの瑠衣は、真面目で綺麗なイメージでつけました。二つ名はレックスが『星』だったので、瑠衣は『月』に。これも私が好きな響きで選び、ギリシャ語で『セレーネ』の君にしました。

メインカップルのご紹介と彼らを書く上で、大切にされたことや、こだわられたことがありますか?

攻め:レックス・ガーランド・ブライアン(アルファ)
ブライアン伯爵家の次男。後妻の連れ子。同い年の義弟、瑠衣のことを出会った時から愛している。

受け:瑠衣・ソード・ブライアン(オメガ)
ブライアン伯爵家の長男であり嫡男。
二人ともパブリックスクールの生徒らしく、普通の同い年の青年よりも大人びていますが、行動や言葉の端々で普通の青年っぽいところを書くのにもこだわっていました。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?

隠れ鬼畜腹黒(でも受けにはメロメロ)義弟攻め×真面目、しっかり者。義弟のことをいつも心配しているお義兄ちゃん受け

各キャラクターの個性も読みどころの一つだと思います。
彼らのスタイルに、テーマやこだわりがありましたら、教えてください。

学校の制服にこだわっています。学年や地位によって、トラウザーズやハンカチーフ、ベスト、ボタンの色まで違います。作中でもでてきますので、ぜひチェックしてみてください。

苦労された点や楽しかった点はどんなところでしょうか?

レックス(攻め)を描く際、いつもの作品より、少しだけ外部に対して悪役っぽいところを書いています。すべて瑠衣(受け)を守るためですが、そこのさじ加減が難しかったです。一つ皆さんにヒヤッとしてもらいたいセリフも入れてみました。でもヒヤッとしてもらえるかな……汗

執筆中のエピソードや裏話などがありましたら、お聞かせください。

WBCの期間中も執筆していたのですが、ずーっと野球を見てました。パブリックスクールでは野球の授業はないので、いろいろとネタが使えなくて残念です・笑

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

民俗学というか、昔の風習を知ることにハマっています。どうしてこんなふうなのかな……って理由を知るのが楽しいです。

最近読まれた小説・コミック・映画などでおすすめの作品はありますか?

「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」
清朝最盛期を舞台にした中国ドラマ。BLではないのに(笑)、ドはまりしてしまいました。

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えていただけますか?

受けの尻に喜んで敷かれるスパダリ攻め×攻めに愛されまくる受け

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

恋愛感情を大切にして書きたいと思っていますが、恋愛メインにするとストーリーに動きがなくなるので、そこのバランスに気をつけたいと思っています。なかなか難しく、いつも悪戦苦闘しています。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

魔法学校モノや、がっつりファンタジーも書いてみたいです。

読者様にメッセージをお願いします。

エドモンド校の生徒たちを書くのも四冊目になりました。どれも読み切りで、全然痛くない、明るい(?)溺愛パブリックスクールものです。学業、行事、さまざまな出会いを重ねて、成長していく彼らをぜひ見守ってくださいね。そして笠井あゆみ先生のイラストは絶品です! どうぞよろしくお願いします。

アルファの渇愛
~パブリックスクールの恋~

著:ゆりの菜櫻
ill.笠井あゆみ

二見書房/シャレード文庫

発売日:2023年07月24日

STORY

エドモンド校生の瑠衣の義弟はキングのレックス。
皆が憧れるキングの過剰な兄愛は周知の事実だったが、瑠衣がヒートの際にレックスに抱かれ、隔離措置を回避しているという秘密もあった。
一方で、伯爵家の跡継ぎでもある瑠衣は貴重な「貴族のオメガ」であるため縁談話が引きも切らず、後継問題を巡っては義母の思惑に取り込まれそうに。
嫡子としての義務、禁忌ともいえる義弟への想い……かけがえのない学園生活で育まれた恋の行方は。

特典情報

有償特典付商品

有償特典アクリルコースター

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コミコミ特典SSペーパー

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※特典はなくなり次第終了となります。
※商品ページに記載がある特典はお付けします。

通常商品

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©️ゆりの菜櫻/笠井あゆみ/二見書房

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