由来は特にないんです。名字は読みやすい漢字二文字、名前は古風な漢字一文字にしたいと思い、最終的に倉本縞に決まりました。

コロナ禍で外出できなかったので、何か家の中でできることはないかと考えた結果、小説を書こうと思いつきました。
どうせ書くなら誰かに読んでほしいと思い、小説投稿サイトに投稿したところ、それを読んだ担当様からお声をかけていただき、出版という運びになりました。
その流れで元々好きだったＢＬ小説も書くようになり、こちらも小説投稿サイトに投稿したものを幻冬舎コミックス様に出版していただくことになりました。

『時間』という特殊な魔力属性を持つ主人公が、時間を巻き戻して人生をやり直していたら、見た目も性格も正反対の獣人王子といつの間にか愛し合うようになっていた……、というお話です。

主人公が逃走中、水の魔術で河に道を作るシーンが好きです。
読みどころは、主人公が獣人王子に夜這いをかけるところかな……？

攻めの名前は中東系で呼びやすく覚えやすいものを、受けの名前は本人にとってちょっとコンプレックスとなるものを、と考えてつけました。
性格も見た目も正反対のカップルにしようと思ったので、攻めは金髪に金色の瞳に褐色の肌、受けは黒髪に黒い瞳に白い肌となりました。攻めの丸い獣耳が最大のこだわりです。

攻めは辛いことがあってもあまり表には出さず、じっと耐えるタイプですが、受けは辛いことがあったら何とかしてその状況を打破しようと積極的に動くタイプです。
とにかく正反対の性格の二人です。

小説に出て来るパルダン王国は、オスマン帝国やアラブ諸国を参考にしたのですが、その歴史を調べるのが楽しかったです。
受けが落ち着きのない性格なので、書きながら「落ち着いてくれ……」と念じるほど、書くのに苦労しました。

異世界やゲームの世界に転移してしまって、苦労する主人公のお話を書きたいなあと思っています。

このたび幻冬舎コミックス様から『三度目の人生は冷酷な獣人王子と結婚することになりましたが、なぜか溺愛されています』を出版させていただくことになりました。
『時間』という特殊な魔力属性に恵まれた主人公が、三度目のやり直しで、かつて自分を殺そうとした獣人王子と愛し合い、幸せになるお話です！
楽しんでいただけましたら嬉しいです！