ヒグチアイとBL沼にハマりませんか?in コミコミスタジオ 特別編:アニメ『映画 ギヴン 海へ』鑑賞レポート

スマートフォン用の画像

2024/09/20

ヒグチアイとBL沼にハマりませんか?in コミコミスタジオ
特別編:アニメ『映画 ギヴン 海へ』鑑賞レポート



アニメ『映画 ギヴン 海へ』
原作:「ギヴン」キヅナツキ(新書館「シェリプラス」連載)

はああああああぁぁぁぁ終わってしまった…。
本当に終わってしまったんだね…。
「ギヴン 海へ」が公開されました。
全ての作品に言えることだけど、その後の人生を知ることができないことがすごく寂しい。
だけど、その人生の一部を少しでも見れたこと(見せてくれたこと)がとってもありがたいことなんですよね…。ほんとに…。

個人的に、本業がミュージシャンなもので、音楽の作品を読む機会は少なかった(なんか妙なリアリティが苦しくなる)のですが、この間インドネシアでセンチミリメンタル(主題歌や劇中歌などギヴンの音楽を担当している)とライブをご一緒したこともあって、しっかり触れてみたいなと思っていた作品でした。
もう大人のミュージシャンになってしまったわたしですが、10代20代の頃は各地いろんなライブハウスに出演していました。
年間180本ぐらいライブをやっていたこともあり新しいバンドの出会いが毎回ありました。
そのほとんどのバンドはある程度の年齢になったり、家の事情やメンバー間の不仲とか…いろんな理由で解散してしまうのです。
だから夢は夢のまま、近づいたとしてもなかなか手に入らないことがわかっていて、だからこそ夢を夢として必死に、でも楽しくライブをやっているバンドの姿を見ると、バンドの魂がキラキラ輝いているようでどうしてもグッときてしまうんですよね。

「ギヴン」という作品は、BLであってその枠を超えて、夢を追う(追っていた)全ての人に刺さる作品。
特にわたしは、秋彦と雨月の関係性に胸が苦しくなってしまう。
その生ぬるい気持ちの良い沼から出るって、ただの一歩なのに、すごく重い。
服を着たままプールに入ったあと、出ようとするとプールに引き摺り込まれているような。そんな感覚。
そこから出る強さと共に存在する決別の圧倒的さみしさを感じながら、好きでも離れなきゃいけない時がある、というどこかで聞いたあの言葉が現実だったんだ、という妙な納得感。
同じ形じゃないけど、通ったことのある道を思い出して感傷的になっておりました。

さて、BL漫画を年間500冊以上読むわたしですが、映像作品はあまり見る方ではなく、ギヴンも映画としては初めて観ました。

結論。最高。

もうね、何が良かったかってね、まずね、カラーなんです。盲点でした。そう、カラーなんですよ。
だから漫画よりもずっと近いところにいる感じがして、触れる場所にいる気がしてですね…本当に嬉しかったです。
そしてキヅナツキ先生の描く伏し目がわたくしクソほど癖なんですが(早口)その目がキラキラしていて、感情がそこにのって生きているように感じれたのが本ッッッッッ当に良かった…‼︎
あとね、真冬の視線。頑なに立夏を追っているところ。どのシーンかはぜひ映画を観てもらいたいんだけど最高でした。
愛、深すぎです。あとあと、柊のライブシーンでの目線。え?カッコ良すぎません?
普通に胸バクンッてなりましたけど。ずるい。
そしてなにより音楽が鳴ること。耳が幸。主題歌も素敵でした。

とても悲しい大きな出来事が、なんでもない日々で癒されて、だけど忘れることはなくて、でも戻れるものではなくて。
だから人は進んで、また愛して、思い出して生きていくんだなって。
そんな当たり前をまたちゃんと愛していけそうな気がして、わたしもロスとか言って落ち込んでないで前向いて生きていきます。

渋谷を歩いている時、きっとこの街のどこかでギヴンが音を鳴らしているって思うとなんだかそのロスが少し薄れるような気がするのです。
毎日たくさんのライブハウスでたくさんのバンドたちがライブをしています。ぜひライブ会場に遊びに行ってみてね。
“大丈夫”、怖くないよ。

p.s その後のギヴンたちがどうなったのか気になる方は、10年後の彼らが見れる番外編「ギヴン10th mix」が連載中なのでぜひそちらをチェック!
\紹介作品はコチラ!/

アニメ『映画 ギヴン 海へ』

原作:「ギヴン」キヅナツキ
(新書館「シェリプラス」連載)
公開日:2024年9月20日

佐藤真冬と出会い、上ノ山立夏は再び音楽への情熱をかき立てられた。
真冬の歌、立夏のギター――歯車が動き出したバンド「ギヴン」だったが、
真冬の過去、立夏への想いが再び交錯するとき、2人の距離はまた開き始めてしまう。

原作は「シェリプラス」(新書館刊)にて、2013年にキヅナツキが連載を開始した『ギヴン』。
フジテレビ“ノイタミナ”初となるBLコミックのアニメ化作品として、
2019年にTVアニメが放送、続く2020年にシリーズ初となる『映画ギヴン』が公開。
翌年2021年には実写ドラマ化、舞台化もされた大人気青春バンドストーリー。

そして、待望のアニメ続編となる映画2部作前編『映画 ギヴン 柊mix』が2024年1月に公開し、後編『映画 ギヴン 海へ』が2024年9月20日に公開決定。

【スタッフ&キャスト】

<スタッフ>
原作:「ギヴン」キヅナツキ(新書館「シェリプラス」掲載)
監督:橋本能理子
脚本:綾奈ゆにこ
アニメーション制作:Lerche
配給:アニプレックス

<キャスト>
佐藤真冬:矢野奨吾
上ノ山立夏:内田雄馬
中山春樹:中澤まさとも
梶 秋彦:江口拓也
鹿島 柊:今井文也
八木玄純:坂泰斗
村田雨月:浅沼晋太郎

【主題歌・劇中歌】

<主題歌>
■センチミリメンタル「結言」
【PROFILE】「センチミリメンタル」
喜び、悲しみ、全部歌う。
作詞、作曲、編曲、歌唱、ピアノ、ギター、プログラミングのすべてを担う温詞(あつし)によるソロプロジェクト。
公式㏋:https://www.cenmilli.com/

<劇中歌>
■syh「海へ」
【PROFILE】「syh」
アニメ「ギヴン」に登場するバンド。
原作者のキヅナツキがプロデュース、鹿島 柊役の声優・今井文也がボーカルを務める。

■ギヴン「冬のはなし」
【PROFILE】「ギヴン」
アニメ「ギヴン」に登場するバンド。
原作者のキヅナツキがプロデュース、佐藤真冬役の声優・矢野奨吾がボーカルを務める。

詳細はこちら!

【11/30(土)まで!】
アニメ『映画 ギヴン 海へ』
公開記念フェア
開催中!▼

PROFILE

ヒグチアイ

平成元年生まれ。シンガーソングライター。
2016年、1st ALBUM『百六十度』でメジャーデビュー。
これまでに培った演奏力と、本質的な音楽性の高さが業界内外から高い評価を受け、「FUJI ROCK FESTIVAL」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」など大型フェスへの出演も果たす。

NEWS
Release

配信シングル
「もしももう一度恋をするのなら」
2024.9.18 release


ABEMA『さよならプロポーズ via ギリシャ』テーマソング

ヒグチアイ、2024 年第二弾となるデジタルシングルは、過去 2 シーズン放送され、20-30 代女性に圧倒的に支持される ABEMA の人気恋愛番組『さよならプロポーズ』の新シリーズテーマソングに書き下ろした新曲「もしももう一度恋をするのなら」!
“結婚したい“そんな思いを持ち長く付き合いながらも結婚に踏み切れない「理由」があるカップルがお互いの様々な悩みや不安・将来像について改めて真剣に考え、参加者全員が自分にとって最良の選択を選べるよう見守っていく結婚決断リアリティ番組を、こちらも 20-30代女性から支持されるシンガーソングライター・ヒグチアイが、心の機微や感情を見事に表現した楽曲でドラマチックに昇華させます。
ABEMAの人気番組新シリーズで、多くの視聴者の共感を呼ぶこと必至のラブソング!

■ヒグチアイ 配信シングル「もしももう一度恋をするのなら」
https://lnk.to/mosikoi

■ABEMA『さよならプロポーズ via ギリシャ』
https://abema.tv/video/episode/90-1303_s3_p501


Live Info

オールタイムベストワンマンライブ情報

HIGUCHIAI ALL TIME BEST LIVE
"元気じゃなくてもまた会いましょう"

■2024年12月14日(土) 開場17:00/開演18:00
会場:東京国際フォーラム ホールC
チケット:前売 6,800円(税込)
*U-22 当日1,000円キャッシュバック有
info:SOGO TOKYO

【チケット一般発売中】

■e+:https://eplus.jp/higuchiai/
■ぴあ:https://w.pia.jp/t/higuchiai-t/
■ローソン:https://l-tike.com/higuchiai/

コミコミスタジオは、
コミックス・小説・CD・グッズなど
BLに関する商品を日本全国、
いや世界のどこにでもお届けするBL専門の通販サイトです。
小冊子やアクリルグッズなど、
コミコミスタジオでしか手に入らない
特典も多数ご用意!

コミコミスタジオでは公式Xも運営中!
お役立ちBL情報やお得で楽しい
キャンペーンが満載なので
ぜひ一度遊びに来てください♪

©HIGUCHIAI

TOP