STORY
愛とはこんなに難しいものか…?
堅物竜王の恋!
龍神の痣を持って生まれた龍聖は、まだ見ぬ龍神に恋い焦がれ、お仕えする日を心待ちにしていた。
そんな龍聖が大和の国からエルマーン王国に降臨すると、龍神こと四代目竜王ロウワンは、龍聖に一目惚れしてしまう。
生真面目で堅物な竜王が、初恋をこじらせて動揺し、
胸を締め付ける感情を理解できずに悩んだり、
書物で「愛」について調べたりする姿に、弟達は心配するが…!?
新作『空に響くは竜の歌声 気高き竜と癒しの花』は、どんな物語でしょうか? シリーズ続編でしたら、その辺りもチラリご紹介お願いします!
最新刊『空に響くは竜の歌声 気高き竜と癒しの花』は空に響くは竜の歌声シリーズ11作目で、代々続く竜王とその伴侶龍聖の物語の中の四代目竜王ロウワンと龍聖が主人公になります。
ロウワンは『超』が付くほどの生真面目堅物な性格で、愛や恋などには縁遠く見えるのです。
そんなロウワンが運命の伴侶である龍聖に一目惚れをして、堅物がデレるとこうなるのか! という初恋をこじらせたアオハルのような甘酸っぱいお話になっています。
新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? また、タイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。
空に響くは竜の歌声シリーズには巻数を入れない代わりに、毎回サブタイトルが付きます。
今回の「気高き竜と癒しの花」はロウワンと龍聖のキャラ像をイメージしたものです。
メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか?
作品紹介でも書きましたが、攻めの竜王ロウワンは超生真面目堅物な青年。
父親から「若年寄」というあだ名で呼ばれていたほどです。
受けの龍聖は、天然癒し系です。
物心ついた頃から会ったこともない運命の相手『龍神様』に妄想して恋焦がれていて、いわば最推しと結婚できた! という幸せ者です
主要なキャラクターの誕生秘話やキャラ設定への思い入れなどをお聞かせください。
(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)
ロウワンの父親は、天衣無縫、我が儘オレ様系でしたので、その息子が堅物だったら面白いだろうなと思って作りました。
そしてそんな堅物の相手は、堅物を堅物と思わない天然ちゃんが良いだろうなって考えました。
新作の読みどころやお好きなシーンを教えてください。
堅物で生真面目で沈着冷静で、滅多なことでは喜怒哀楽を表面に現さないロウワンですが、大の本好きで、ある国を訪問した際にとても大きな王立図書館に行き、たくさんの書物を前にして、珍しくウキウキキャッキャッとしている場面はかなり気に入っています。
物語が進むにつれて、登場人物たちの関係性やそれぞれの性格も、変化や成長が感じられます。飯田実樹先生の中で、巻を重ねるうちにキャラクターやプロットに変化や発見がありましたか?
質問の意図とは違うと思いますが、巻を重ねるうちにどんどんイラスト担当のひたき先生に、すべてお任せするようになりました。
こちらから指示を出さなくても、場面の表現や服装、背景など、こちらが想像している通りのものを描いてくださるのですべてお任せしています。
お気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターで違いがありますか?
基本、どのキャラも勝手に動き回ります。時には作者の私が驚かされることもあります。
気分転換やリフレッシュの方法、癒しのアイテムなど、教えてください。
新作の話を考えるときは旅行に出かけます。
執筆の手が止まってしまったら映画を観に行きます。
たくさんの情報をインプットすることで、創作意欲に発破をかけています。
BLで萌えるシチュエーションやお好きなキャラクター設定をお聞かせください。
攻めが童貞(ずばり) 。
スパダリなほど萌えます。
こんなにかっこよくて、仕事も出来て、お金も持ってて、強くてイケメンなのに童貞……最高です。
作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?
攻めが受けに酷いことをしない。
もちろん恋愛関係の中で、互いの思い違いやすれ違いで受けが傷ついたり悲しい思いをすることもあります。
モブから酷い目に遭うこともあります。
でも攻めは絶対に受けに暴力をふるったり、強姦したり、暴言をはいたりなど、直接攻撃はしない。
これは私のポリシーです。
空に響くは竜の歌声気高き竜と癒しの花
リブレ
発売日:2020年11月19日