STORY
雨月堂アンティーク
雨の日にだけ現れる不思議な骨董店で、遠い昔に失くしたはずの祖父の形見をみつけた颯。
異質な空気を纏う店主・月路に、ぜひ譲ってくれと頼むが、この店で代金として貰うものはお金ではないという。
不敵な笑みを浮かべる月路が出した条件は「僕の子供を産んでください」――?!
東京漫画社さんから初コミックとなる『雨月堂アンティーク』は「雨の日にだけ現れる骨董屋」「仮腹」などというこれまでにないファンタジー作品となっておりますが、描こうと思ったきっかけを教えてください。
ファンタジーはもともと描いてみたいと思っていて、月路のキャラが先に出来上がったので、どういう話にするか、どういう設定が似合うかという感じで色々決めていったような気がします。
主人公の月路と颯はどのような攻×受ですか?
攻めの月路は最初はどこか人間離れした異質な雰囲気を持っており、能面のような表情をしていますが颯と出会って段々と表情や言動も人間らしくなっていきます。
受けの颯は責任感のある真面目な男で、普通なら流してもいいような月路の言葉を真面目に受け取った結果とんでもない目にあう、そういう男です。
素敵なえっちシーンだけでなく骨董や紫陽花などが緻密に描かれておりますが、とくに描くのにこだわったシーンはありますか?
骨董店の外観と内観にはとてもこだわりました。店の外だけでなく中にも紫陽花をしいて、浮世離れした雰囲気が伝わればいいなと思いながら描いていました。
月路と颯が徐々に心を通わせていく様子がとっても萌えたり、切なくなったりしました!お話を描く上で楽しかった点、苦労した点はありますか?
ありがとうございます!
月路と颯が性格的にボケとツッコミに収まっていて、やり取りがやや漫才じみていたので描いていてずっと楽しかったのですが、最終話の展開に関して担当さんとウンウン悩んだ思い出があります。唯一苦労したのはそこだけでした。
キーアニマル?のモフモフフクロウ「ドゥード」がかわいかったです!動物が喋るという設定はどのタイミングでどのように生まれたのでしょうか?
ドゥードはこの話の中で一番の推しなので嬉しいです!最初は骨董店らしく、くるみ割り人形にしゃべらせよう、と思っていたのですがフクロウカフェに行った際にフクロウのあまりの可愛さにフクロウが喋ったらもっと可愛いのでは?と思いドゥードが生まれました。フクロウ可愛いですよね。
このお話で『思い出』『雨』がテーマとしてありますが、先生方の雨にまつわる思い出などがありましたら教えてください。
雨の中二人で何故か秘境の温泉に行った事があります。温泉に浸かる時には雨はやんでいて景色がすごく良かったのはいい思い出です。
月路は甘いものが好きで、作中に激甘ドーナツや激甘コーヒーが出てきたりしますが、先生方は甘いもの好きですか?もしくは最近ハマっている食べ物はどはありますか?
甘いものは二人とも大好きです!特にドーナツは作業中の楽しみとしてよく買いに行っていました。