『素直なひねくれ花』発売記念 青辺マヒト先生インタビュー

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『素直なひねくれ花』発売記念 青辺マヒト先生インタビュー

インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

元々本名を変形させた名前でやっていたのですが、名字が当時の同じ雑誌内でも被りすぎていたので連載デビューするのをきっかけに「青辺」にして人と被らない名字にしました。

今作品は、男子高校生と年上の花屋さんが主人公のやさしい物語ですが、本作品を描かれるきっかけを教えてください。

僕は自身の過去や、思っていたことから作品に昇華することが多いのですが人生は「あの時こうしていたら」の連続で作られているなあという気持ちからそんな青年が救われる出会いをして欲しいな、というところがきっかけです。当初は結構暗めのお話でしたがなかなかうまくハマらず苦戦しておりました。担当さんの助力もあって形にできてよかったです。

タイトルの『素直なひねくれ花』ですが、思春期のモダモダ感やもどかしさなどをすくいあげた対比が絶妙だと思います。タイトルは、どのようにお決めになりましたか? またタイトルに込めた思いがおありでしたらお聞かせください。

タイトル、だいぶ悩んだのですが「ひねくれ花」という単語を僕が出して、そこに担当さんの案もあり今のタイトルに落ち着きました! 作中にも何度か花の心理描写がありますが、自分の気持ちを踏み潰してくうちにひねくれてしまったけれど、それでも恋心は素直に育って咲いていく…というニュアンスが伝わるようなタイトルになっているかなと思います。

主要な登場人物である四葉と草一。二人のキャラクターの誕生秘話、またキャラ設定への思い入れなどはございますか?(名前の由来なども、お聞かせいただけますと嬉しいです)

四葉はとにかく可愛く!というのを目指して、自分の好きな黒髪でちょっとくせ毛で…といった感じで誕生しました。
草一はそれに対する形で優しいけど不意に影がある顔をする、掴みどころがない雰囲気で、というのを目指しました。おまけにも書いたのですが、言葉にするのがちょっと苦手な草一は少年の頃は無口で必要な単語だけ喋るような子供でした。逆に四葉は、自分のセクシャリティに気づくまでは結構感情豊かな子供でした。ちょっと優しくされたらすぐ絆されちゃう感じがそこに通じてもいるかなと…! 「草一」は響きがいい名前にしたいという気持ちで付けたのでとても気に入ってます(が、変換がめんどくさい!)
そして過去に囚われた草一が救われるお話にしたかったので、幸運を運んでくる少年というところで「四葉」になりました。

青辺マヒト先生の一押しシーンやこだわりの読みどころをご紹介お願いします。

四葉が素直な言葉を吐露するシーンがここにやっと辿り着けたなって描いていて感慨深かったので一押しです。あと、本編後の書き下ろしは草一、四葉二人とも明るく楽しく書けたので是非読んで欲しいです!

自身のセクシャリティに悩む高校男子の四葉、過去に縛られる草一。二人がともに歩む自己肯定と許しへの道のりを描く物語でもあると感じました。作中でお気に入りのキャラクターや描き(動かし)やすい、または思い通りにならないなど、キャラクターに対する思いを教えてください。

許されたい、受け入れられたいという気持ちを主軸に置いていたので、そう読み取って頂けてすごく嬉しいです!
草一はプロットや構想のときはイメージができていたのにいざ作品になったら、過去にとらわれる非常に動かしにくい子でした笑四葉はピュアな部分も多いのでそこで上手くバランスをとってくれてすごく助かりました。

草一が拾ってきた歴代の生き物たちを教えてください。また、現在飼っている猫ちゃんたちに名前はありますか?

スズメやハトなどの怪我した鳥を拾って世話したり、夏は虫をよく拾って(取って)帰ってきていた子供でした。猫は現在五匹いますが、
白→ユキ
黒→ヨルブチ→ハレ
茶トラ→アメ
灰→クモ
という感じで、拾った日の天候で名付けをしています。(本編に入れたかった…!)

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけていることがありましたら、お聞かせください

今回は孤独を抜け出すテーマが「許し」であったように、いろんな角度から孤独を描いていく事です。学生時代からずっと生きにくさを感じていたので、そんな気持ちの人に寄り添っていけたらいいなあと常々思っています。

執筆中のエピソードやここだけの裏話などがありますか?

各話に出てくるお花や植物を実際に買って飾ったりしていたのですが、我が家の猫に弄ばれてカスミソウが瞬殺されてしまいました笑

BLで萌えるシチュエーションやキャラクター設定を教えてください。

黒髪受けが最高に好きです! あとは、年上が年下に主導権握られているカップリングが大好物です…

癒しのアイテムや気分転換の方法、またハマっていることなどがおありですか?

気分転換はヒトカラで、たまに夜のフリータイムで一人でオールしてしまうこともあります。笑
あと頻繁には出来ないんですが最近はパン作りが趣味になってきました。

読者様にメッセージをお願いします。

初めてBLというフィールドに挑戦させていただきました。とても初々しく不器用な雰囲気の二人ですが、前に進めるようになる様子を見てくださると嬉しいです! よろしくお願い致します!

作品紹介

素直なひねくれ花

だってこれは 咲いちゃいけない花だから。

STORY

素直なひねくれ花

「四葉なんて幸せな名前、自分とは不釣り合い」自分の境遇にそう思いながら高校生活を送る四葉は、ある雨の日、車に轢かれそうになったところを花屋の草一に助けてもらう。

びしょ濡れになった四葉を姉と住む家に招き入れ、風呂を貸してくれた草一。
その優しさに触れた四葉は、「自分がゲイであること」を思わず吐露してしまう。

誰にも秘密にしてきたことを告げた四葉に対して優しい言葉をかけてくれる草一だが、彼には胸にしまい込んだ「とある過去」があって──

出版社様コメント

本作の主人公は、すこしひねくれた性格の男の子・四葉です。友達もおらず、母親にも頼らず、一人で過ごす時間が多い四葉はある日、車に轢かれそうになったところを花屋の草一に助けてもらいます。初めて自分がゲイであることを他人に告げた四葉でしたが、草一はそれを優しく受け止めてくれました。今まで触れたことのない他人の優しさに、四葉は戸惑いながらも惹かれていきます。でも、草一には忘れられない人がいて…。ひねくれものだけど健気な四葉が可愛い、純粋で心温まる作品です!

お試し読み一部公開!

画像をクリックすると、別ウィンドウで開きます。

「素直なひねくれ花」試し読み1
「素直なひねくれ花」試し読み2
「素直なひねくれ花」試し読み3
「素直なひねくれ花」試し読み4

特典情報

コミコミ特典青辺マヒト先生描き下ろしリーフレット

青辺マヒト先生描き下ろしリーフレット

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©️青辺マヒト/リイド社

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