STORY
素直なひねくれ花
「四葉なんて幸せな名前、自分とは不釣り合い」自分の境遇にそう思いながら高校生活を送る四葉は、ある雨の日、車に轢かれそうになったところを花屋の草一に助けてもらう。
びしょ濡れになった四葉を姉と住む家に招き入れ、風呂を貸してくれた草一。
その優しさに触れた四葉は、「自分がゲイであること」を思わず吐露してしまう。
誰にも秘密にしてきたことを告げた四葉に対して優しい言葉をかけてくれる草一だが、彼には胸にしまい込んだ「とある過去」があって──
出版社様コメント
本作の主人公は、すこしひねくれた性格の男の子・四葉です。友達もおらず、母親にも頼らず、一人で過ごす時間が多い四葉はある日、車に轢かれそうになったところを花屋の草一に助けてもらいます。初めて自分がゲイであることを他人に告げた四葉でしたが、草一はそれを優しく受け止めてくれました。今まで触れたことのない他人の優しさに、四葉は戸惑いながらも惹かれていきます。でも、草一には忘れられない人がいて…。ひねくれものだけど健気な四葉が可愛い、純粋で心温まる作品です!