『つがいはキッチンで愛を育む』発売記念 鳥舟あや先生インタビュー

獣人・人外・人間が共存する、イルミナシティ・シリーズ第二弾!

『つがいはキッチンで愛を育む』発売記念 鳥舟あや先生インタビュー

インタビュー

ペンネームに由来がありましたら、教えてください。

小説を書き始めた当時、サイトで掲載していた小説3本のタイトルの頭文字から取りました。

新作『つがいはキッチンで愛を育む』は、どんな物語でしょうか? 本作品を描かれるきっかけとあわせてご紹介ください。(『つがいは愛の巣へ帰る』の関連作品でしたら、とても楽しみです!)

今作は、前作『つがいは愛の巣へ帰る』の関連作となり、同じ世界を共有しています。
前作も今作も、基本的には『受を宗教のように崇めて愛してる攻』がいる話です。攻が受を好きすぎて信仰すら生まれている感じです。
好きな人が信仰対象ですので、自分の愛が報われずとも受を愛する心に変わりありません。
そんな攻の想いが報われて、受と両想いになったら……それはもう溺愛で過保護で新たな信仰すら生まれます。新たな信仰が生まれる瞬間をご覧ください。

受と攻が生活しているのはイルミナシティと呼ばれる街です。
世界観としては、現代に近いけれども、現代とすこし違う発展の仕方をしています。獣人と人外と人間が共存している世界なので、社会形態や文化文明、科学技術の幅も広がりを見せ、社会保障も獣人用、人外用、人間用などがあり、保険もそれぞれの種族別に売られているし、病院だって専門分野がたくさん分かれていて、家具や車もいろんなサイズがあります。
そんな社会ですから犯罪の種類も多岐に渡り、その犯罪に立ち向かう護衛業の二人組が今回の主人公です。

メインキャラクターは、どんな二人(攻めと受け)ですか? 鳥舟あや先生からご紹介お願いします!

攻はナツカゲ。狼獣人です。抱擁力たっぷりで、過保護で、180センチ超えの受を「かわいい仔猫」だと思っていて、一度でも自分の懐の入れた瞬間から徹底的に甘やかします。甘やかしすぎて、構い倒しすぎて、受に嫌われないようにしないと……と思って遠慮して、受との関係がこじれて六年です。
受はアオシ。人間ですが、人間よりも丈夫な体の持ち主です。とある事情から、ナツカゲを尊敬していて、信頼はしていても、傍にいると緊張して避けてしまうような状況です。
二人は、子供の身辺を守る護衛業を営んでおり、仕事上は息がぴったりです。……が、仕事は円満で一緒に暮らしているのに、お互いの私生活には立ち入らない、という仮面夫婦みたいな生活をしています。
そんな二人の生活を一変させる事態が発生して、六年越しのセックスレスが解消されて受がセカンドバージンを失うまで……を今回お届けいたします。

新作のタイトルは、どのようにお決めになりましたか? タイトルに込めた思いがおありでしたら、あわせてお聞かせください。

1作目の時に「つがい~」から始まるタイトルのシリーズを続けられますように!という願いを込めて、このタイトルを考えました。
1作目は、二人で頑張って築き上げた愛の巣を大切にして、どんな状況になっても最後には必ず幸せな愛の巣へ帰る二人の姿を描きました。
2作目の今回は、六年間ぎくしゃくしてこじれた関係の二人が、最終的にはキッチンに二人並んで料理を作り、愛を育むようになるまでを描きました。キッチンで鉢合わせただけも息を呑み、距離をとってきた二人が、これからきっとこのキッチンで愛を育んでいくんだろうな~という未来を想像していただける読後感になっています。

新作の読みどころやお好きなシーンをご紹介ください。

箇条書きですみません、たくさんあるので……。
・前作のカップル、アガヒ×ウラナケが登場します。エブリデーポリネシアンセックス!な二人のその後をお楽しみください。
・アイスやジェラートが好きな受が仕事前に買い食いして服の袖にジェラートをこぼして仕事先の獣人の子供に「あまいにおいする……」って鼻をくんくんされるところ。
・受と攻の、お互いの心を探り合うような距離感。でも、なんだかんだでお互いに両片思い状態だから、他人が見たらいちゃいちゃしてるだけ。
・受と攻が二人でいるシーンはすべてポリネシアンセックス!最後にらぶらぶえっちするための前戯!という感じの雰囲気。
・受が落ち込むと三角座りして隅っこに行くシーン。
・受の尻に対して、「コイツ、ケツがたまらんな」って本当はずっと思ってたって攻がサラっと白状するシーン。
・前作の受と今作の受が、拉致監禁されながら恋バナするシーン。
・全編にわたり常に攻が受のことを過保護にして愛しすぎて信仰対象になっているところ。
などなど、盛りだくさんです。

鳥舟あや先生にとっての【つがい】とは? 決まったイメージや世界観、設定がおありですか?

つがいとは、どちらかが死ねば、もう片方も死ぬ。
死なない場合は、死んだように生きる。比翼連理の関係。
愛が深くて重くて共依存で破滅思考なのに、二人とも生命力が強くてギリギリの崖っぷちで生きていることを楽しんでいる。
つがいが一緒に死ぬ瞬間にお互いの顔を見て死ねたり、手を繋いで死ねたら幸せで満足だと思っている関係。
……で、死んだ次の瞬間、二人して病院で目を覚まて「いや死んでねーし!」って飛び起きて笑い合う生命力の強そうなつがいも好きです。
この文章中で何度、死という言葉を使ってるんだ……という感じですが、生きるも死ぬるもぜんぶ一緒!な、つがいが理想です。
生きるために必死になにかに抗って、もがいているのが理想です。

執筆中のエピソードや裏話などがありましたらお聞かせください。

プロット段階から書きたいシーンがありすぎて削りまくりました。
マズルガードをつけた発情期の攻とのエッチシーンが描けなかったのが一番の心の残りです。ほかは、自宅だと仕事が捗らないので、試しに地元のホテルとか旅館とかに単独宿泊合宿してみたら思いのほかに気分転換になって捗ったので、それからは時々そうしています。この話も合宿して書きました。移動中の電車でも書けるのが良かったです。

作品を書かれる上で大切にされていることや心がけておられること、意識しておられることはありますか?

大切にしていることは、まず自分が楽しんで書けるものであることです。なんとなく、「自分が楽しんで書いていない話は読者さんにも伝わるんじゃないかな……」と思っています。
そして、1冊買ったら何度か楽しめるものを理想としています。せっかくお金を出して購入していただいているので、代金に見合った分か、それ以上に、そして、読み返すたびに印象が違ったり、何度でも楽しんでいただけるものを書くよう心がけています。

今後の作品でチャレンジしたいテーマやモチーフはありますか?

ずっと書きたいな~と思ってネタを温めているオカルトものです。
ほかは、得意分野の中華モノのファンタジー、人外モノで軍人がいっぱい出てくるファンタジーです。わりとなんでも器用貧乏に書くので、ありとあらゆるジャンルに挑戦したいです。

BLで萌えるシチュエーションやお好きなキャラクター設定をお聞かせください。

21歳、178センチ、口の悪い美人、でも好きな人に一途、というピンポイントな性癖があるのですが、
最近、180センチを超える受の可愛いさを追求すべくよく書きます。アオシは180センチ以上あります。特に、獣人モノを書く時は、獣人が2メートル越えとかもアリなので、体格や身長がいかにも成人男子っぽくて丈夫そうな受が、獣人に組み敷かれているのが最高だと思います。
もちろん、華奢で美しい青年が組み敷かれている体格差も最高だと思います。

気分転換やリフレッシュの方法、癒しのアイテムなどを教えてください。

お風呂に入るのが好きなので、お風呂グッズを集めています。バスソルト、バスシュガー、石鹸を日によって使い分けたりしています。髪が傷みやすいしテンパなので、ヘアオイルとかミルクコンディショナーで手入れしたりしています。
あと、PC仕事のせいか頭皮がめちゃくちゃ硬いので、家でできるクリームバスとか頭皮用のブラシ、お風呂用の目元パックとかホットパックとかフェイスパックなど……。ほとんど家にいるし、お風呂が唯一仕事を考えない時間なので大事にしています。
それ以外だと、おいしいものを食べて、買い物をして、一日中歩き回ると気分転換になります。

ファンの皆様にメッセージをお願いします。

こんにちは、鳥舟です。
今回のお話は獣人モノです。それぞれの種族によって生き方や考え方、生活様式、繁殖方法が異なる世界でいろんな人が生きています。そういった世界に住むいろんな人たちは、いまよりもちょっと多様性に富んでいて、柔軟性を持ち合わせていて、でも、どうしても受け入れられないところがあったりしつつ、お互いの気持ちをすり合わせて、歩み寄って、心を通わせて生きています。
いつも応援してくださるファンの方が今回も楽しめるものを……、そして、初めての方が興味を持ってくださったり、手に取っていただけるようなものをお届けできればと考え、今作が仕上がりました。『つがいはキッチンで愛を育む』どうぞよろしくお願いいたします!
最後まで読んでくださりありがとうございました。

作品紹介

つがいはキッチンで愛を育む

俺のぜんぶ、しあわせにしてください

STORY

つがいはキッチンで愛を育む

獣人・人外・人間が共存するイルミナシティ。

狼獣人のナツカゲとともに護衛業を営んでいるアオシはひょんなことから誘拐寸前だった虎の子供のヨキを保護、両親のもとに送り届けるまで一緒に暮らすことになった。

六年前から同居しているが、実は恋人でも伴侶でもないアオシとナツカゲ――実家同士の都合で強制的に番わされ肉体関係を結ばされた二人。

互いに距離感がつかめずぎこちなかった二人の仲に、ヨキの出現で微妙な変化が訪れる。

出版社様コメント

『つがいは愛の巣へ帰る』に続くイルミナシティ・シリーズ第二弾。保護した仔虎のヨキくん(3歳)に、「家族ってこんなにあったかくていいもんなんだ」と教わる二人。ヨキに癒されるのはもちろんのこと、主従関係とか過去のトラウマとか…色々乗り越えてやっと互いの居場所を見つけられた、とことんぶきっちょな大人の二人にも愛おしさを感じます。ご機嫌になると尻尾が思わずパタパタしちゃうナツカゲさん、マッチョなのにとってもキュート!

特典情報

コミコミ特典サマミヤアカザ先生 イラストカード

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©️鳥舟あや/サマミヤアカザ/シーラボ/三交社

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